今回はGoPro HERO8から導入されたアクセサリー・モジュラーのなかでも、『ライトモジュラー』についてレビューしていきます。
GoPro HERO9・HERO8対応のモジュラーとは?
レビューに入る前に、一度復習程度にモジュラーについて解説しておきます。知っている人は飛ばしてください。
モジュラーはGoPro HERO8から導入されたアクセサリーで、GoPro HERO8やGoPro HERO9を使いこなすためには 必要不可欠なアクセサリーです。
モジュラーを使いこなす事でGoProの表現力はさらにパワーアップさせることができ、撮影できる写真・動画の幅も大きく広げることができます。
現在モジュラーが対応しているのはGoPro8とGoPro9の2種類のみになります。
GoPro『ライトモジュラー』とは?
ライトモジュラーは、文字通りLEDライトです。
基本内容物は以下の四つです。
- ライトモジュラー本体
- ディフューザー
- フィンガーアダプター
- 充電コード
4段階の明るさ調整ができる小型のライトですが光量は最大200ルーメンとかなりの明るさがあります。
またバッテリーが独立しており、稼働時間は最長6時間のため、本体より先に電池が切れることはまずないでしょう。
ライトモジュラーの性能一覧表
明るさ調整 | 4段階(弱・中・強・点滅) |
最大光量 | 200ルーメン |
耐久設計 | 水深10mまで防水 |
価格 | 6,710円 |
メモ | GoPro HERO8/HERO9 Blackの外付け用だけでなく、 GoPro マウントに取り付けるのにも最適な コンパクトデザインです |
ライトモジュラーの使い方
ライトモジュラーは単独でGoPro本体に取り付けることはできません。
そのためライトモジュラーを使う方法としては、以下の二つの方法があります。
- 他のアクセサリーを使って本体に取り付ける
- 本体には取り付けず、ライトモジュラー単体で使う
他のアクセサリーを使って本体に取り付ける
本体に取り付けて使いたい場合は、別のアクセサリーと組み合わせて使う必要があります。
特に互換性があるメディアモジュラーを使うのがおすすめです。
メディアモジュラーをつけたGoProなら、簡単につけることができます。
まずメディアモジュラーには2箇所の接続場所(ホースシュー)があります。
このどちらか好きな方に以下の写真の向きで差し込むだけで簡単に接続できます。
接続した写真がこちらです。
本体には取り付けず、ライトモジュラー単体で使う
次に、本体には接続せずにライトモジュラーを使う方法です。
ライトモジュラーは単体でバッテリーを持っているため、どこにも接続しなくても照明として活用することができます。
またフィンガーアダプターがついているため、GoProの三脚・Shortyなどに接続して使うこともできます。
動画撮影にGoPro、静止画は別のカメラのように使い分けている人なら、GoProを使用する際は本体に取り付けて、そうでない時はShortyなどの三脚に取り付けて照明として使うなどできるので、便利です。
ライトモジュラーのレビュー
ライトモジェラーを使って実際に撮影してみました。
ディフューザーの使用感
まずディフューザーを使わずに撮影しました。
こちらは光が強く直線的で、被写体が人の場合は眩しく感じるため、ポートレートなどには向いていませんでした。
次にディフューザーをつけて使用すると、被写体もそこまで眩しそうにしている印象はなく、明暗の差も滑らかになっているため、より自然な写真撮影ができました。
被写体が人ではなく、コントラストを強く撮りたい時はディフューザー無し、自然な仕上がりで撮影したい場合はディフューザーありで撮影することをお勧めします。
明るさ4段階の使用感
またライトモジュラーでは4段階の明るさ調整ができます。
実際に暗い室内で撮影してみました。
一切明かりをつけてない状態がこちら。無加工です。
次に明るさ1段階目は以下の写真です。
十分1段階目でも十分明るく取れています。
次に2段階目です。
1段階目よりもやはり少し明るく、ちょっと人工的な光を感じますが、おそらく被写体との距離も関係するので、強すぎることはなさそうです。
そして3段階目です。
ここまで明るければ動画の撮影も十分できそうです。
また4段階目は発光を繰り返すような変則的なフラッシュのため、写真は省きますが、明るさは3段階目と同程度でした。
正直4段階目の使い道はあまり感じませんでした。
特に静止画の場合、発光のタイミングに合わせて撮影するのが普通に難しいです。明るさもほとんど変わらないし3段階目を使えば良いと思います。
充電が独立で、しかもフルで6時間ほど持つのが便利
さらに、実際に夜間撮影で動画を撮影すると、心なしかGoProのバッテリーはすぐなくなっていく印象です。(おそらく難しく何度も取り直していたため)
それでもライトモジュラーはバッテリーが独立しているので、GoPro HERO8を2度ほど充電し直しても、一人で余裕で頑張ってくれました。
比較すると光量は全然及びませんが、持ち運びも便利でバッテリーの持続力もあるので、一眼カメラなどのストロボとしても使えそうです。
特にGoProに接続しなくても、持っていて損はないレベルで便利な撮影用ライトに感じました。
ライトモジュラーを購入前の注意点
ライトモジュラーを購入する前に知っておきたいポイントをまとめておきます。
- ライトモジュラー単独ではGoPro本体に取り付けできない
- メディアモジュラーと一緒に購入するのがおすすめ
- 独立したバッテリーを持っているので便利だが、充電のし忘れに注意
- 他の三脚に接続しようとしても通常のねじ式の雲台などには取り付けられない(GoProのフィンガーマウント型のマウントが必要)
- GoPro用ライト「LUME CUBE」などと比べると圧倒的にコスパが良い
ライトモジュラーが必要ない人
GoPro HERO8では、ナイトラプス機能なども実装され、夜間の撮影には強くなった印象です。
特にライトモジュラーがなくても特に街中などの明るさがあればGoPro HERO8本体だけで撮影は十分可能です。
そのため、初めから全て目的なく揃えても、使う機会が少ないかもしれません。
夜間の撮影が多い、屋内や洞窟内などで使用する、など必要性が高くなってからの購入でも問題ないでしょう。
またメディアモジュラーなどGoPro HERO8本体に直接接続するアクセサリーと組み合わせない場合、カメラと別でライトモジュラー をもったり、操作する必要があります。
そこに抵抗を感じる場合は単独での使用はお勧めしません。
ただし個人的には、GoPro HERO8を使えば使うほど、必要性を感じてくるように思います。
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