「GoProを買ったけど、どのmicroSDカードを選べば良いか分からない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
電気屋さんに言ってもたくさんの種類が販売されており、どれを購入したらいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、GoProにおすすめのmicroSDカードから選び方まで詳しく解説します。
microSDカード選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
GoProで使うのは「microSDカード」
一眼レフやミラーレスカメラで使われているのは、一般的にSDカードです。
しかしGoProはサイズの小さいカメラであるため、SDカードが使えません。
使うのは、SDカードがさらに小型化された「microSDカード」です。
15mm×11mmと、かなり小さなメモリーカードになります。
GoProだけでなく、スマートフォンやタブレットなどでも使われます。
ちなみに、GoProを購入してもmicroSDカード付属されていないため、別で購入する必要があります。
「せっかくGoProを買ったのに、microSDカードがなくて動画が保存できない!」
なんてことを防ぐためにも、GoProと一緒にmicroSDカードも購入してくださいね。
GoPro公式サイトで購入するとSanDiskのmicroSDカードが無料でついてきます。GoProとmicroSDを一緒に購入する予定の方はお得かもしれません。
「microSDHC」「microSDXC」とは?
microSDカードを購入する際、パッケージに「microSDHC」や「microSDXC」と記載されていることがあります。
「どれがいいんだろう?」と悩んだことがある人も多いはず。
実はこちらの3種類、容量の大きさによって名前が変わっているだけです。
microSD:2GBまで
microSDHC:4~32GB
microSDXC:64~256GB
後述しますが、GoProでは64GB以上の容量があるSDカードをおすすめしています。
そのため、購入する際は「microSDXC」と記載のあるものを選びましょう。
microSDカードの選び方
microSDカードには、さまざまな特徴があります。
選び方を誤ってしまうと、GoProの良さを最大限に生かしきれません。
ですが世に出回っているmicroSDカードの種類は、とにかく豊富。
適当に買ったら「GoProで使えなかった!」なんて後悔している方も多いでしょう。
ここでは、GoProにおすすめなmicroSDカードの選び方を、詳しく紹介します。
これから購入する方、新しくmicroSDカードを購入しようと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
スピードクラス
スピードクラスとは、撮影した映像や画像を「読み書きする際の最低転送速度」を表します。
初代GoPro~最新のGoPro7まですべてのモデルで必要なのが、「Class10」と記載されているmicroSDカードです。
カード本体には、丸の中に数字が「10」と書かれています。
最高クラスのスピードではありますが、最近発売されたmicroSDカードでは割とスタンダードなクラスになりますのでカード本体に記載されていないこともあります。
「Class10」の場合は、「1秒間に10MB以上のデータを転送できますよ」ということ。
機器に合わないスピードクラスを選んでしまうと、「撮影が中断してしまっていた!」なんて可能性も。
特に書き出しスピードが遅いことで、ノイズが入ってしまったり、転送の際にエラーで保存できないことも起こります。
せっかく撮影した映像が途切れてしまっては、もったいないですよね。
GoProの公式サイトにも記載されているように、Class10は最低条件です。
これ以下のクラス(Class4、Class8など)を選んでしまうと、正常に動かない可能性があるので気を付けましょう。
UHSスピードクラス
Class10以上のスピードだと、2010年に規格化された「UHSスピードクラス」という規格になります。
カード本体には、「U」の中に数字が書いてあります。
UHSスピードクラスには
UHSスピードクラス1(10MB/秒)
UHSスピードクラス3(30MB/秒)
の2種類あり、UHSスピードクラス3の場合はClass10よりも速く転送できます。
GoProの動画は、画質が良い分どうしても容量が大きくなってしまいがち。
そこでUHSスピードクラスのmicroSDカードを選べば、さらに快適にGoProを使うことができますよ。
ビデオスピードクラス
2017年に規格化された「ビデオスピードクラス」は、動画撮影に欠かせないもの。
カード本体には、Vマークの横に数字が書かれています。
たとえば「V6」と書かれていたら、「1秒間に6MB以上のデータを転送できますよ」ということになります。
GoProで動画を撮る際は、「V30」を選ぶのが好ましいでしょう。
これ以下のクラスになると、先ほども紹介したとおり、ノイズが入ったりうまく保存できない可能性があります。
特に4Kの動画を撮影する予定がある際は、「V30」がおすすめですよ。
容量(GB)
主に動画撮影でGoProを使う場合は、64GB以上の容量を選ぶと良いでしょう。
たとえば
HERO5Black
32GB
4K
という条件で撮影した場合、保存できるのは約1時間6分です。
普段使いならこまめにPCなどに移動すれば十分ですが、旅行で長期間使うとなると足りなくなる可能性が高くなります。
その点64GBなら約2時間13分撮影できるので、これくらいの容量があると安心です。
写真の場合は、12MP(4,000×3,000)で約24,000枚も撮ることができます。
設定にもよりますが、GoProは画質がキレイな分使う容量も大きくなってしまうもの。
主に動画撮影で使う場合は、64GB以上のmicroSDカードを選ぶと良いですね。
ちなみに128GBなど大容量のmicroSDカードもありますが、「うっかり失くしてしまった!」という状況になると、大切なデータも失ってしまいます。
リスクをできるだけ少なくするためにも、
「64GBのmicroSDカードを2枚持つ」
「32GBのmicroSDカードを複数持つ」
といった工夫をするのがおすすめですよ。
ブランド
microSDカードとひとくちに言っても、さまざまなメーカーから販売されています。
GoProが公式で動作保証しているのは、以下のブランドです。
・SanDisk
・Samsung
また、公式で動作保証されているわけではありませんが、
・SONY
・東芝
などの国産メーカーも、安心して使えるでしょう。
上記で紹介したもの以外にいろいろなブランドがありますが、必ず使えるという確証はありません。
特にインターネットで販売されている海外製のものは、格安なのは魅力ですが「撮影したデータが消えてしまった」なんてことも。
思い出のデータが消えることほど悲しいことはないので、安いからと言って購入するのは控えてくださいね。
少し値段が張っても、公式で動作保証されているブランドや国産メーカーを選びましょう。
動作保障されているmicroSDカード一覧|カスタマーサポート Q&A よくある質問と回答|GoPro(ゴープロ)日本総代理店タジマモーターコーポレーション
コスパばっちりの「Samsung」がおすすめ
韓国の会社である「Samsung」は、安くて安心というコスパばっちりのブランドです。
公式で動作保証もされている安心のメーカーなので、購入するmicroSDカードに迷った場合は「Sumsung」がおすすめですよ。
UHSスピードクラス:UHS3
容量:64GB
最大読み出し速度:100MB/秒
最大書き出し速度:90MB/秒
で2,160円(税込み)と驚きの安さ。
「SanDisk」でも同じ性能のものが販売されていますが、約8倍の価格です。
もちろん「SanDisk」にも良さはありますが、値段重視の方には「Samsung」が良いでしょう。
SDカードアダプターも付属されているため、一眼レフなどで使うこともできます。
海水で最大72時間防水してくれるのも、「Sumsung」ならではの素晴らしさ。
ダイビングやシュノーケルなど、水辺で使っても問題ありません。
スピード・容量は使い方に合ったものを
microSDカードひとつとっても、選び方次第ではGoProの使い心地が全く異なります。
「読み書きスピードが遅くて、大切な瞬間を逃した」
「容量が足りなくて、最後のほうだけ撮れなかった」
せっかく高性能なGoProを持っていても、選んだmicroSDカードのせいで後悔することも少なくありません。
そんな後悔をしないためにも、microSDカード選びは慎重に。
スピードや容量をチェックして、自分にぴったりのものを見つけてくださいね。
GoProの使い方に関する記事はこちら
GoPro9の最大容量は256GBまで
2021年現在最新モデルであるGoPro HERO9 Blackに対応しているのは256GBのSDカードまでになります。
これはGoPro公式に動作保証している最大容量になります。512GBなどには対応していないので長時間の動画を保存しないのであれば、リスク分散のためにも128GBを2枚などにするのがおすすめです。
購入する際は必ず容量を確認して購入するようにしましょう。