撮影に来たのに「なんかしっくりこない…」なんて悲しい出来事はありませんか?
せっかく遠出したのだから海が最も映える撮影や感動的な一枚を残したいですよね。今日はタビショットプラス編集部が海をテーマにしたワンランク上の撮影テクニックを紹介します。
この夏はフォトスキルをワンランク上げて最高の一枚をゲットしましょう!
夏の原色を活かした撮影
夏は青い海、白い浜、新緑の緑と風景の色合いが一層強くなる季節です。
この時期に使いたいのが高コントラスト撮影。
コントラストで色の明暗を強くすると風景にメリハリが出て、夏らしいダイナミックな撮影ができます。
さらにレベルアップしたい場合は構図を調整してみましょう。フレームの外側に色味の強い被写体を置き、中心部に向けて色の弱い被写体のフレーミングにするとヌケ感のある写真が撮影できます。
ビーチで撮影する場合は、フレームの外側に色味が強い植物や空を起きます。中心部にかけて色味が弱い海と砂浜で構成すると映える写真が撮影できます。
海を主役にする撮影
透明度の高い海の撮影でもっとも人気が高い構図ですです。
ファインダー越しに見える海中の珊瑚や岩々、水平線や離島から織りなす構図は多くの人々を魅了します。
この撮影方法は撮影する時間帯とやカメラの方向を工夫するだけで撮影できます。
撮影する時間帯は太陽が自分の真上にある状態のトップ光や、自分の背後にある順光の時間帯に撮影しましょう。太陽の光が海中を照らして立体的に撮影することができます。
風景撮影は陰影がはっきりする斜光線や逆光が好まれますが、海の場合は陰影が活かせる構図じゃないのでトップ光や順光の確度での撮影が圧倒的に映える一枚になります。
ゆらめく水面の撮影
カメラが防水加工されているなら水中撮影がおすすめです。
水中で映え写真を撮る方法はいたって簡単。カメラを水深30cm程度まで入れたらアングルを多少上向きにして撮影するだけです。
屈折した光と水面のゆらめきが別世界のような一枚を撮影できます。
海に珊瑚がある場合は構図に使ってみるのもいいでしょう。
構図は珊瑚に限りなく近づいて撮影します。水深とアングルは先ほどと同じ程度にすると海面の立体感と珊瑚のくっきりとした表情の撮影ができます。
海をドラマチックに撮影
映画で太陽の光が反射するキラキラした海のワンシーンを見たことありませんか?
少し工夫するだけで映画のようなワンシーンの撮影ができます。
言わずもがなですが時間帯が最大のポイントです。おすすめは日没40分前が最もきれいに撮影できる時間帯と言われています。
この日没40分前の太陽にファインダーを向けて逆光で撮影するとドラマチックな撮影が可能です。ただし、逆光だとゴーストやフレアが発生してしまうので小技を使います。
レンズの上側に手や厚紙でひさしを作ってあげるとゴーストやフレアの原因になる光を遮断できます。
ビーチに植物が自生している場合は使ってみるのもいいでしょう。構図の手前に植物を入れてあげると逆光で暗くなった植物が写真全体のメリハリを作ってプロ顔負けの映え写真が札絵できます。
幻想的な夕陽を撮影
カメラにはシャッターを切る速度を変更できるものがあります。
例えば1/2000秒の高速でシャッターを切る事もできれば6秒の長時間を使うスローシャッターまであります。
夕陽が映り込む幻想的な海を撮影するにはこのスローシャッターがおすすめです。スローシャッターで海を撮影すると波の動きがなめらかになり絵画のような一枚になります。
さらに、赤く染まった空と雲、そして夕陽が組み合わせればこの世で一番美しい写真と思える程の撮影ができます。
ワンランク上のフォトスキルで海の撮影を楽しく
いかがでしたか?
ちょっとした工夫で普段の一枚がプロの一枚に早変わりします。今年の夏はレベルアップした撮影技術でフォト旅を楽しみましょう!