Osmo pocketは小型のジンバルカメラで今までにない手軽な撮影が可能です。その魅力から多くの人が購入しています。
動画と写真、両方が撮影可能で他にもタイムラプスやモーションラプスの撮影も可能です。
いろんな撮影が手軽にできるので、ついつい取り過ぎてしまいますよね。たくさんの撮影をしたいですが、そこで問題になってくるのが保存容量、つまりSDカードの問題です。
SDカードはなんとなく購入しまいがちですが、知識を得てから購入することで効率的に撮影データを使用することができます。
そこで今回はOsmo pocketに最適なSDカードの選び方を紹介します。
microSDカードとは
Osmo pocketは普通のSDカードではなくmicroSDカードが必要になります。microSDカードとは名前の通り小さいSDカードで、落としても気づかないレベルの大きさなので、持ち運びにも注意が必要です。
小さいからと言って、保存容量に問題があるわけではありません。
主にスマートフォンやOsmo pocket、Goproなどのカメラ危機に使用されます。様々な種類のmicroSDカードが販売されており、
- データの転送速度
- 保存容量
などに違いがあります。
オススメの保存容量
まず気になるのはmicroSDカードの保存容量です。SDカード全般には規格が存在しており、
- SD:128MB~2GB
- SDHC:4GB~32GB
- SDXC:64GB~2TB
という基準が指定されています。
この規格はSDカードの表面に記載されているのでチェックしましょう。
Osmo pocketは4K動画まで撮影可能です。もし4K動画を撮影するのであれば32GBで「約40分」、64GBで「約1時間弱」となります。
欲をいうのであれば、これ以上のデータ容量があれば残りデータ容量を気にせずに撮影することができます。
またフルHD動画を撮影するのであれば、より上記のSDカードでも多くの時間の撮影が可能なので問題はないです。
あらかじめ、4Kで撮影するのかフルHDで撮影するのかを決めている人はいないと思うので、まずは4K撮影に合わせてSDカードを購入しましょう。
余裕を持ってたくさん撮影したいのであれば、128GBのSDカードを購入しておくと、残りの容量に焦らずに撮影できるので、オススメです。
microSDカードのデータの転送速度(スピードクラス)
次にSDカード購入時に気をつけなければいけないのは、データの転送速度(スピードクラス)です。
SDカードはデータを保存するだけのものではありません。一旦、SDカードに保存したものをパソコンやスマートフォンに転送する必要があります。
この点総則が遅いと、写真を撮影しても保存に時間がかかったり、動画を撮影すると停止しようとしてもできなかったりなど、不具合が起きる可能性があります。
せっかく撮影したのに、こんな不具合が起きるのは嫌ですよね。
そこで、データ転送の最低限の書き込み速度を定めたスピードクラスという規格を見てみましょう。
スピードクラスにも「スピードクラス」「UHSスピードクラス」という種類があり、違いを覚えておく必要があります。
スピードクラスはClass2、Class4、Class6、Class10という規格に分かれており、それぞれの違いはデータの転送速度で数字が大きくなれば転送速度は早くなる仕組みです。
これらのデータ転送速度よりも早いのが「UHSスピードクラス」です。
UHSスピードクラスはSDHCカードおよびSDXCカードに搭載されている規格なので、データ容量が大きいSDカードにしか搭載されていません。
Osmo pocketに最適なのは?
Osmo pocketは4K動画を撮影できるので、4Kで撮影したいという憧れを抱いている人も多いでしょう。
しかし、4K動画を撮影する場合、データ容量も必要ですし、スピードクラスも不十分だと綺麗に撮影できません。
つまり、データ容量とスピードクラス両方にスペックが高いSDカードを用意する必要があります。
まずデータ容量ですが、上記でも説明した通り128GBくらいのデータ容量があれば余裕を持って4K動画を撮影することができます。
4K動画のデータを安全に転送するためのスピードクラスも必要になりますが、UHSスピードクラスのSDカードを購入しておけば基本的に問題はないです。
DJIの公式から出ているOsmo pocketのデータ転送に必要な速度は「15MB/s」となっています。スピードクラスでいえばclass10が「10MB/s」なので、普通のスピードクラス規格では足りないことが分かります。
なので、最低でも「SDHCカードで128GB以上で、UHSスピードクラスを満たしているもの」がOsmo pocketに適していると言えるでしょう。
また、2016年から動画撮影を目的とした規格として「ビデオスピードクラス」というものも追加されました。4Kの動画を撮影したい人はこちらも見ておきましょう。
ビデスピードクラスはV6、V10、V30、V60、V90という規格に分かれており、4K動画の撮影をしたいのであればV10以上の能力が欲しいところです。
4Kや8Kなどの高解像度映像の記録を視野に入れた規格なので、これから先の動画業界ではこの規格が多用されるでしょう。
SDカードに「V6」など表記されているので分かりやすいです。もし、よりハイスペックなSDカードの購入を望むのであれば、こちらもチェックしてから購入しましょう。
オススメのSDカードメーカー
Osmo pocketに適しているmicroSDカードはわかったかと思いますが、いざ購入しようとすると様々なメーカーで128GBのUHSスピードクラスのSDカードが出てきます。
SDカードを発売しているメーカーも様々あり、どのメーカーで購入すれば良いか悩む人もいるでしょう。
まず、SDカードを販売しているメーカーの中には国内正規品と海外輸入品と表記しているメーカーがあります。
国内正規品は価格が高額ではありますが、メーカー保証やサポートを受けることができます。
一方で、海外輸入品は安価ですが、メーカー保証を受けることができません。さらにニセモノのSDカードが届くなんていうこともあるようです。
そのため、安全性が高いのは、家電量販店などの実店舗で国内正規品を購入する方法です。この方法が最も確実に正しいSDカードを購入することができます。
困った時に店員さんに聞くことができるのも心強いですよね。
SDカードのメーカーとして有力なのは
- サンディスク
- トランセンド
- サムスン
などです。
国産のメーカーではありませんが、日本の家電量販店もこれらのメーカーのSDカードは置いてあります。
必ずこの中から選ぶ必要はありませんが、特にこだわりがないのであればこれらのメーカーのSDカードを選ぶようにしましょう。
自分の撮影スタイルに合ったSDカードを選ぼう!
今回はOsmo pocketで動画・写真撮影をするのに最適なSDカードの選び方について紹介しました。
普段、SDカードについて調べる機会はあまりないですし、詳しく知っている人も多くはありません。
しかし、SDカードの選び方をミスしてしまうと、それだけで撮影した動画や写真が破損する可能性もあります。
Osmo pocketを使って撮影を頻繁に行って、データをたくさん保存する人はSDカードもしっかり選んで撮影データをしっかり保管しましょう。