2025年も愛される、手ブレ知らずの超小型カメラ

初代DJI Osmo Pocket(オズモポケット) は、その手のひらサイズと優れた3軸ジンバルを搭載したカメラとして、発売以来、手ブレのない滑らかな動画が撮れると根強い人気を誇っています。
スマートフォンや一般的なカメラではどうしても手ブレが激しくなってしまい、せっかくの思い出の瞬間も台無しになってしまうことがありますよね。
時間と労力をかけて撮影に臨んだのに、ブレブレの映像になってしまうと悔しい思いをするでしょう。
そんな時にこそ、Osmo Pocketの出番です。
2025年になった今でも、そのコンパクトさと安定した映像は多くのユーザーに評価されています。
カメラ初心者の方でも、まるでプロが撮ったかのような驚くほど滑らかな映像を気軽に撮影することが可能です。
旅行の記録、日常のVlog、イベントの撮影など、あらゆるシーンであなたの「見たい瞬間」を美しく残してくれます。
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3つのカメラモードを使いこなそう
Osmo Pocketで最大限に綺麗な映像を撮影するためには、内蔵されているジンバル機能の3つのカメラモードを理解し、状況に応じて適切に使いこなすことが重要です。
- フォローモード (Follow Mode)
- FPVモード (First-Person View Mode)
- 固定モード (Tilt Locked Mode)
これらのモードをマスターすることで、初代Osmo Pocketの持つ可能性を最大限に引き出し、あなたの映像表現の幅が大きく広がります。
フォローモード:横の動きを捉え、縦の自由を活かす
フォローモードは、ジンバルがカメラの左右(パン軸)の動きを固定せず、あなたの体の向きに合わせてスムーズに追従するモードです。
しかし、上下(チルト軸)の動きは固定されないため、カメラを上下に傾けると、その動きに合わせて画角が変化します。
このモードの最大の利点は、横方向の滑らかな動きを保ちつつ、上下方向の視点移動を自由に表現できる点です。
フォローモードの活用シーン
●高い建物の撮影や見上げるショット
●パン撮影(横方向の移動撮影)
●比較的安定した撮影
フォローモードは、Osmo Pocketの基本的な安定性を活かしつつ、映像に動きと広がりを与えたい場合に非常に効果的なモードです。
FPVモード:臨場感あふれる視点で世界を捉える
FPVモードは、カメラがあなたの体の動きやジンバル本体の傾き、前後左右すべての方向に対してダイレクトに追従してくれるモードです。例えるなら、GoProや一般的なビデオカメラを直接手で持って撮影しているような感覚に最も近いでしょう。
しかし、単なる手持ち撮影とは大きく異なります。Osmo Pocketの優れた3軸ジンバルによる強力な手ブレ補正はFPVモードでもしっかり機能しているため、ブレのない滑らかな映像を撮影できるのがこのモードの最大の強みです。
FPVモードの真価:スピード感とダイレクトな表現
●臨場感あふれる映像
●タイムラグのないダイレクトな操作感
●アクティブなシーンに最適
FPVモードを使いこなすための注意点
ただし、FPVモードはカメラの傾きもそのまま映像に反映されるため、撮影には少しテクニックが必要になります。
意図しない傾きが入ると、映像が不安定に見えることもあります。滑らかな映像を撮るためには、本体を動かす際の体の使い方や、ジンバルの特性を理解するための練習が不可欠です。
練習を重ねてFPVモードをマスターすれば、Osmo Pocketでしか撮れない、非常にダイナミックで臨場感あふれる映像を次々と生み出せるようになるでしょう。
固定モード:安定感抜群!初心者にも優しい究極の基本モード
Osmo Pocketのジンバルモードの中でも、最も使用頻度が高く、そして最も安定した映像が撮れるのが、この「固定モード(Tilt Locked Mode)」です。
このモードでは、カメラの上下(チルト軸)の動きが完全に固定され、常に水平を保ちながら、画面の中心を向き続けます。
あなたがOsmo Pocketを上下に傾けても、カメラの画角は変わりません。
固定モードが「オススメ」される理由
●究極のスムーズさ
●初心者でも使いやすい
●幅広いシーンで活躍
固定モードを使いこなすヒント
固定モードは、その安定性から、Osmo Pocketを手にした際にまず最初に試すべきモードであり、日常のほとんどのシーンで活躍してくれるでしょう。
決まった対象を追いかける以外の、「基本の撮影」や「手持ちでの歩き撮り」を行う場合は、この固定モードで撮影することをおすすめします。
このモードをマスターすれば、あなたのGoPro映像は、いつでもブレ知らずの美しい仕上がりになります。
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Osmo Pocketの撮影モード変更方法をマスターしよう!

Osmo Pocketに搭載されている3つのジンバルモード(フォロー、FPV、固定)は、それぞれの特徴を理解すれば映像表現の幅を大きく広げてくれます。しかし、実はこれらのモードの存在や、その変更方法を知らないまま使っている方も少なくありません。
でもご安心ください!Osmo Pocketは、驚くほど簡単にモード変更が可能です。これを覚えておけば、撮影中に「もう少しこうしたい!」と思った時に、サッと設定を切り替えて理想の映像を狙えますよ。
Osmo Pocket本体でのモード変更
まずは、Osmo Pocket本体のディスプレイを使ってモードを変更する方法です。
- ディスプレイを起動: Osmo Pocketの電源を入れ、タッチディスプレイを操作できる状態にします。
- 上にスワイプ: ディスプレイの画面を下から上へスワイプします。
- アイコンをタップ: 画面に4つのアイコンが表示されます。この中で右下にあるアイコンがモード変更のアイコンです。これをタップしてください。
- モードを選択: 画面上部に「フォロー」「FPV」「固定」というモード名が表示されます。この表示をタップするたびにモードが切り替わるので、あなたが設定したいモードに合わせましょう。
これで、シーンに合わせて瞬時にジンバルモードを切り替えられるようになります。
スマートフォンアプリ「DJI Mimo」を使ったモード変更
Osmo Pocketをスマートフォンと連携させている場合、専用アプリ「DJI Mimo(ディージェイアイ ミモ)」を使ってもっと直感的にモード変更が可能です。
- アプリを起動し連携: Osmo Pocketとスマートフォンを接続し、DJI Mimoアプリを起動してライブビュー画面を表示します。
- アイコンをタップ: スマートフォン画面の左側に表示されているアイコン群の中で、上から2番目のアイコンがモード設定のボタンになります。(アイコンのデザインはアプリのバージョンによって多少異なる場合がありますが、ジンバルのようなマークが目印です)
- リストから選択: このアイコンをタップすると、利用可能なジンバルモードのリストが表示されるので、そこから目的のモードをタップして選択します。
DJI Mimoアプリを使えば、より大きな画面で直感的にモード変更ができるため、撮影したいと思った時に迷うことなく、スムーズに設定を変更できます。
一味違う動画を撮影の仕方

Osmo Pocketは、その驚くほどの使いやすさや手ブレ補正の強みに注目されがちですが、実はそれだけではありません。
手のひらサイズのこのデバイスは、内蔵された多機能な撮影モードを使いこなすことで、まるでプロが制作したかのような、一味違ったハイクオリティな映像を撮影することが可能です。
一般的なカメラでは専用の機材や複雑な設定が必要となるような機能も、Osmo Pocketは本体だけで簡単にこなしてくれます。
- スローモーション (Slow Motion)
- パノラマ撮影 (Panorama)
- タイムラプス (Timelapse)
- モーションラプス (Motionlapse)
ここでは、これらのOsmo Pocketに搭載されたユニークな撮影モードを使いこなし、あなたの映像表現を格上げするための具体的な方法をご紹介します。これらのモードをマスターすれば、日常の風景が特別な作品へと変わる感動を味わえるでしょう。
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タイムラプス:時間の流れを凝縮し、日常をアートに変える
タイムラプスとは、静止画を一定の間隔で何枚も撮影し、それらの画像を連続してつなぎ合わせることで作られる「コマ送り」のような動画のことです。
まるでパラパラ漫画の要領で時間がギュッと凝縮されたように表現されるため、雲の流れ、街の喧騒、星の動き、花の開花など、肉眼では捉えきれないゆっくりとした変化を、劇的でおしゃれな映像として見せてくれます。
モーションラプス:タイムラプスに動きを加え、映像に命を吹き込む
モーションラプスとは、簡単に言えば「動きのあるタイムラプス」のことです。
通常のタイムラプスが定点で時間の流れを凝縮するのに対し、モーションラプスはカメラ自体がゆっくりと移動しながら撮影することで、映像にさらにダイナミックな視点の変化とストーリー性を加えます。
これは、まさにジンバルカメラであるOsmo Pocketだからこそ可能になる、特別な撮影方法です。
スローモーション:日常の瞬間を、ドラマチックな映像に変える
Osmo Pocketは、見る人を惹きつけるスローモーション動画の撮影も可能です。
一瞬の動きや細かなディテールを印象的に見せたい時に非常に効果的な機能で、アクションシーンから日常のさりげない瞬間まで、あらゆる映像表現に深みを与えてくれます。
スローモーションはVlogなどを撮影する際には重宝する機能です。かっこいい動画を作りたいという人はスローモーション機能をうまく活用しましょう。
パノラマ撮影:広がる世界を、Osmo Pocketで一枚に
Osmo Pocketは、その内蔵ジンバル機能を最大限に活かして、息をのむようなパノラマ写真を簡単に撮影することができます。
撮影ボタンを一度押すだけで、カメラがまるで生き物のように首を振りながら複数枚の写真を自動で撮影し、それらを瞬時に合成してくれます。
手作業では難しい、ブレのない非常に滑らかなパノラマ写真が、あっという間に完成するのです。
横長だけじゃない!Osmo Pocketのパノラマは二種類
「パノラマ写真」と聞くと、一般的には横に長い、雄大な風景を収める写真をイメージしますよね。
確かに、その「横長パノラマ」(Osmo Pocketでは「180°パノラマ」と呼ばれます)も素晴らしいですが、「SNSに載せるにはちょっと不恰好かも…」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、Osmo Pocketのパノラマ機能は、それだけではありません!実は、もう一つの非常にクリエイティブなパノラマ撮影モードが搭載されています。
- 180°パノラマ
一般的な横長パノラマです。
広大な風景や、横に広がる被写体を一枚の写真に収めたい時に最適です。カメラが横に動いて複数枚を撮影し、自動で結合します。
- 3×3パノラマ
これがOsmo Pocketの隠れた魅力です。
カメラが縦横9枚(3列×3行)の写真を撮影して合成することで、通常のレンズでは収まりきらない広大な範囲を、非常にユニークな視点で一枚の写真に収めます。
この3×3パノラマで出来上がる写真は、まるで魚眼レンズを使ったかのような、少し湾曲した面白みのある仕上がりになるのが特徴です。
この独特の広がりと視覚効果は、SNSなどで目を引く写真として非常に有効です。
Osmo Pocketをマスターして、日常を「特別な映像」に
Osmo Pocketは、登場以来、その手のひらサイズと強力なジンバル機能という、まさに前例のない新しいタイプのカメラとして多くのクリエイターに愛され続けています。
もちろん、基本的な「撮る」という動作は非常に簡単ですが、本記事でご紹介した各種設定やユニークな撮影モードを使いこなすことで、プロも顔負けのハイクオリティな動画や写真を撮影することが可能です。
今回学んだ、ジンバルモードの使い分け(フォロー、FPV、固定)や、特殊撮影モード(タイムラプス、モーションラプス、スローモーション、パノラマ)の設定は、あなたの映像を単なる記録から「作品」へと昇華させる重要な鍵となります。これらの撮影設定を理解し、撮影シーンに応じて使い分けることで、日常の何気ない瞬間も、驚くほど魅力的で心に残る映像として残せるでしょう。
いつの時代も、Osmo Pocketのコンパクトさと高機能性は色褪せることなく、あなたの映像制作の強力なパートナーとなるはずです。
ぜひ、今日学んだ知識を駆使して、Osmo Pocketを最大限に使いこなし、あなたの日常の記録を美しく、そして特別な映像として収めていきましょう!

※この記事は2019年11月に公開、2025年5月に改訂されたものです。