GoProは毎年秋頃に新しいフラッグシップモデルが発売され、そのたびに性能が飛躍的に進化しています。
この記事では、最新モデルの『GoPro HERO13 Black』(2024年発売)が市場に流通している2025年11月現在、「今から購入するならどのモデルを選ぶべきか」を、中古市場の価格動向を含めて徹底的に検証します。

今買うなら検討すべきモデル【3つの選択肢】
GoProは新旧モデルが併売されることが少なく、現在(2025年11月)新品で公式購入できるのは、『GoPro HERO13 Black』と一部の最新モデルのみです。その他のモデルは中古市場での検討となります。
「性能」「コスパ」「用途」のバランスから、今検討すべきモデルは以下の3つです。
GoPro HERO13 Black(2024年発売)

【こんな人におすすめ👍】最高の画質、手ブレ補正、最新機能を求める方
- 特徴: 2024年秋に発売された最新モデル。HEROシリーズ史上、最高の画質(5.3K以上)と、HyperSmooth 6.0(仮)による圧倒的な手ブレ補正を搭載しています。特に水平維持機能や、Enduroバッテリーによる駆動時間の改善は歴代最高レベルです。
- 価格帯: 新品の定価(高価)。
- 結論: 予算を問わず、GoProで最高の撮影体験を求めるなら一択です。
GoPro HERO11 Black / HERO12 Black(2022年・2023年発売)

【こんな人におすすめ👍】最新に迫る性能を半額以下の価格で手に入れたい方
特徴:
- HERO11: センサーが大型化し、8:7の縦横比撮影に対応。
- HERO12: Enduroバッテリー標準搭載や、長時間撮影性能が向上。
価格帯: 中古市場で4万円台〜6万円台。
結論: 最新のHERO13 Blackには及びませんが、HyperSmoothの性能や画質は十分すぎるほど高く、中古での性能と価格のバランスが最も優れているモデル群です。
フロント液晶付き最安モデル:GoPro HERO9 Black(2020年発売)

【こんな人におすすめ👍】自撮り用のフロント液晶を最安値で手に入れたい方
- 特徴: フロントカラー液晶と5K動画を初めて搭載したモデル。中古市場での流通量も多く、比較的安価(2.5万円〜3.5万円程度)にフロント液晶付きのGoProを手に入れられます。
- 価格帯: 中古市場で2万円台後半〜3万円台。
- 結論: HERO10以降のモデルより動作がもたつく点はあるものの、「フロント液晶付き」という必須機能をコスパ良く実現したいなら、有力な選択肢です。
旧モデルや廉価モデルは購入するべきではない?
上記で選ばなかったモデルは、2025年現在、購入にはいくつかの明確なデメリットがあります。
GoPro HERO8 Black(2019年発売)

購入するべきではない理由
- バッテリーの互換性問題: HERO8のバッテリーはHERO9以降のモデルと互換性がなく、将来的に予備バッテリーの入手が困難になるリスクが高いです。
- レンズ交換不可: レンズが取り外しできないデザインのため、レンズを破損・損傷した場合、メーカー修理(高額になる可能性)が必要です。
- 性能が中途半端: 価格がHERO7 Black(中古)より高いにも関わらず、決定的な進化(フロント液晶や5K)がなく、HERO7とHERO9の間に挟まれコスパが悪くなっています。
GoPro HERO7 Black以前のモデル(HERO5, 6, 7 Black)

購入するべきではない理由
- 手ブレ補正の旧式化: HERO7 BlackのHyperSmoothは当時革命的でしたが、HERO10以降の強力な補正機能と比較すると大きく見劣りします。
- バッテリー劣化の懸念: 発売から6〜8年が経過しており、中古品のバッテリーは寿命が尽きかけている可能性が極めて高いです。
- 主要機能の欠如: フロント液晶やモジュラーシステムといった、現代のGoProに不可欠な機能がありません。
GoPro Max(360度カメラ)

購入するべきではない理由
- 用途が限定的: 360度撮影以外での画質は、同世代のHEROシリーズに比べて劣ります。
- 編集の煩雑さ: 360度動画の編集には専用の知識やソフトウェアが必要となり、初心者には敷居が高いです。
【重要】購入する前に検討すべき「レンタル」という選択肢
GoProは毎年進化し、最新モデルの進化幅が非常に大きいため、購入のタイミングを常に悩まされます。
2025年現在、高性能なアクションカメラを「購入」する前に、「レンタル」で試すという選択肢を強く推奨します。
GoProを「買うよりレンタル」がおすすめな3つの理由
① 最新機能を試せる
毎年進化するHERO13 Blackの「HyperSmooth 6.0」やAI編集機能などを、高額な初期投資なしで、旅行やイベントの期間中だけ集中して使用できます。
② 中古品のリスクを回避
中古品の最大の懸念である「バッテリー劣化」「保証なし」「レンズの傷」といったリスクを完全に避けられます。レンタル品は整備済みで、必要な付属品も揃っています。
③ 用途に合わせてモデルを選べる
普段使いはスマホで十分だが、「アクティビティの時だけMax(360度)が欲しい」、「ダイビングの時だけHERO12 Blackが欲しい」といった用途に合わせて、最適なモデルを使い分けられます。
💡レンタルサービスを賢く活用しよう
カメラレンタル「タビショット」では、最新モデルはもちろん、シュノーケルなどの海で使用するときに便利なアクセサリーをセットで借りることができます。
「購入したけどあまり使わなかった」「バッテリーがすぐにダメになった」といった後悔をしないためにも、まずは必要な時だけ高性能なGoProをレンタルで試してみましょう。

※この記事は2020年2月に公開、2025年11月に改訂されたものです。

