せっかくのビーチ撮影。「なんか物足りない」「感動が伝わらない…」と、写真にしっくりこない悲しい経験はありませんか?
遠くまで足を運んだのですから、海が最も映える瞬間や、心に響く感動的な一枚を残したいですよね。
今日は、2025年の最新の撮影トレンドを取り入れ、タビショットプラス編集部が厳選した、海をテーマにしたワンランク上のフォトテクニックをご紹介します。フォトスキルをレベルアップさせて、記憶にも記録にも残る最高の一枚をゲットしましょう!

夏の色彩を最大限に引き出す「高コントラスト&色彩分離」

夏は、青い海、白い砂、新緑の緑と、風景の色合いが一年で最も力強く鮮やかになる季節です。
この時期こそ使いたいのが、高コントラスト撮影です。
🎨 色彩を活かすテクニック
色彩分離の構図: さらにレベルアップを狙うなら、フレームの外側(端)に色味の強い被写体(例:鮮やかな空、濃い緑の植物)を配置し、中心部に向けて色味が弱い被写体(例:白い砂浜、透き通った水面)をフレーミングします。これにより、写真に自然な奥行きと抜け感が生まれ、見た人の視線を中央の主役へと誘導する、プロ顔負けの映え写真が完成します。
高コントラスト設定の活用: コントラスト設定で色の明暗を強くすると、風景にメリハリが生まれ、夏らしいダイナミックで力強い映像を撮影できます。
最新AI HDRモードの活用: 2025年最新のスマートフォンやカメラの多くに搭載されているAIを活用したHDRモードは、明るい空と暗い海の両方を最適な露出で記録し、肉眼で見た以上の鮮やかさを再現してくれます。
海の透明度と立体感を際立たせる「トップ光・順光の魔術」

透明度の高い海を主役にする撮影で、最も人々を魅了するのが、海中まで見渡せるようなクリアで立体的な構図です。
🌞 海をクリアに撮る光の条件
風景撮影では陰影が活かせる斜光線や逆光が好まれますが、海の場合は異なります。
- 撮影時間帯: 太陽が自分の真上にあるトップ光(正午前後)や、自分の背後にある順光の時間帯に撮影しましょう。
- 効果: 太陽の光が水面で拡散することなく海中を深く照らし、珊瑚や岩々、砂地の模様を立体的に、かつクリアに描写することができます。この光の角度での撮影が、海の「青」の透明度を最大限に引き出し、圧倒的に映える一枚になります。
🚁 ドローン撮影の進化
2025年現在、高性能な空撮ドローンの操作性も向上しており、上空から撮影するトップ光下の海は、まるで宝石のようなターコイズブルーの色彩を捉えることが可能です。
水面下の別世界!「ハーフ&ハーフ」と「ゆらめき」

カメラが防水加工されている場合、水中でしか撮れない非日常的な映え写真に挑戦しましょう。
🐠 水中と水面を同時に捉える(ハーフ&ハーフ)
- 機材: GoProなどの防水カメラ、または水中ハウジングとドームポート(レンズの前に装着する半球状のアクセサリー)を使用します。
- 構図: カメラレンズの半分を水面下に入れ、半分を水面上に出して撮影します。
この「ハーフ&ハーフ」は、水面下のサンゴや魚と、水面上の水平線や空を一つの画面に収めることができ、別世界を覗き見ているような幻想的な一枚になります。
✨ 水面のゆらめきを活かす
カメラを水深30cm程度まで入れ、アングルを多少上向きにして撮影すると、屈折した光と水面のゆらめきが作り出す光の模様が幻想的なムードを生み出します。サンゴや岩がある場合は、それに限りなく近づいて撮影すると、水面の立体感と被写体のくっきりとした表情の両方を捉えることができます。
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映画のようなワンシーン!「ドラマチック逆光」の演出

映画のワンシーンのような、太陽の光がキラキラと反射するドラマチックな海を撮影するには、時間帯と小技がカギです。
🌅 ドラマチックな光の演出
前景の活用: 構図の手前に、ビーチの植物や岩、パラソルなどを入れてあげると、逆光で暗くなった前景が写真全体のメリハリを作り、プロ顔負けの映え写真が完成します。
魔法の時間帯: おすすめは、日没前40分から日没までの「マジックアワー」です。この時間帯は光が柔らかく、色彩が豊かになります。
逆光でフレア・ゴーストを制御: 日没前の太陽にファインダーを向けて逆光で撮影すると、ドラマチックな光の線や反射(キャッチライト)が生まれます。
小技「遮光」の活用: 逆光はゴースト(レンズ内で光が反射して発生する光の玉)やフレア(光の霞)の原因になりがちです。レンズの上側に手や厚紙などで小さなひさしを作ってあげることで、余分な光を遮断し、ゴースト・フレアを最小限に抑えつつドラマチックな光だけを取り込むことができます。
スローシャッターで描く「絵画のような波」

カメラのシャッタースピードを変更する機能(スローシャッター)を使いこなすと、海の表現が格段に広がります。
🌫️ 幻想的な夕景と波の表現
- 夕陽とスローシャッター: 夕陽が映り込む幻想的な海を撮影するには、スローシャッター(例:1秒〜数秒)が非常に有効です。
- 効果: 長時間シャッターを開けることで、波の動きがなめらかになり、水面が霧や絹のような質感で描写されます。まるで絵画のような、時間と動きが止まったかのような幻想的な一枚になります。
- 注意点: スローシャッターには三脚が必須です。また、日中の明るい時間帯に使う場合は、光量を減らすNDフィルターを使用しましょう。
赤く染まった空と雲、そして夕陽が、なめらかな波と組み合わせれば、この世で最も美しい瞬間を切り取った写真が撮影できます。
ワンランク上のフォトスキルで海の撮影を楽しく!

いかがでしたか?
ちょっとした工夫や最新の機材知識で、普段の一枚がプロが撮ったような感動的な一枚に早変わりします。
今年の夏は、レベルアップした撮影技術と、海が持つ無限の魅力を最大限に引き出すテクニックで、最高のフォト旅を楽しみましょう!

※この記事は2021年4月に公開、2025年11月に改訂されたものです。

