バイクにGoProを装着し、動画と音声を記録して配信するモトブログが流行っています。
様々な装着方法がありますが、ヘルメットに装着して人の目線で撮影するのが一番人気があるようです。
おすすめのヘルメットマウントの紹介と、どのような方法があるかをご紹介します。
ヘルメット用のマウントはある?
もちろん各社ヘルメット用のGoProマウントはアクセサリとして販売しています。
しかし、ヘルメットの形状によって取り付けができない、また見た目の好みからマウントが前提としている設置場所に設置したくないという場合は非常に多いです。
ですので、ライダーの皆さんは両面テープを使ったり、他社のマウントを組み合わせたりして自分用のマウントを自作しています。
ヘルメットのどこに取り付けるか
それではヘルメットにGoProを取り付ける場合、どこに取り付ける場合が多いのでしょうか。
取り付ける場所によっても見え方が変わってきます。
メットトップマウント
取り付けが簡単でヘルメットでのマウントでは一番安定しています。
ヘルメットの頭頂部に取り付けるタイプのマウントです。
場所的には最も安定しています。
頭頂部はどのヘルメットも比較的平らな場合が多いのでそのまま取り付けられる場合が多いです。
しかし、その見た目が
「ちょんまげマウント」
「殿様マウント」
と呼ばれるユーモラスなルックスになってしまうため人気は今一つです。
取り付けが簡単以外にも、一番広々とした視点で撮れること、見た目がわかりやすいので対向車のライダーが反応してくれやすいことなどメリットはあるのですが、どうしても見た目が…という方が多いです。
メットサイドマウント
縦長のタイプのアクションカメラに人気です。ヘルメットの形状に合わせる必要があるが目線での撮影が可能。
ヘルメットの頬の部分に取り付けるタイプのマウントです。
ヘッドセットみたいな状態になると考えればいいでしょう。
SONY HDR-AS300のような縦長のタイプのアクションカメラなら見た目はなかなかスタイリッシュになります。
逆にGoProのような横長タイプのカメラにはあまり向いていないでしょう。
撮れる画像もおそらく好みが分かれます。
しっかり撮影方向に合わせてセッティングしなければ、斜めっているような感じになる場合多々あります。
セッティングによってはあとで再生した時に何か気持ち悪い雰囲気で台無しになってしまうので、最適なセッティングを工夫しなければなりません。
また、サイドマウントの場合ヘルメットの形状がかなり異なるので、メーカーのマウントはどうやってもそのままでは取り付けられないことも多いです。
DIYを行う可能性が高いと考えておいたほうがいいかもしれません。
メットチンマウント
見た目、正面からの撮影が可能なことで人気のマウント。
チン(顎)に取り付けるマウントです。
メットトップマウントと同様に正面から景色を撮影でき、装着した見た目が悪くないため人気のマウント方法です。
ただし、チンマウント専用のマウントというのはほとんどリリースされておらず、既存のマウントをDIYしてチンに取り付けることが多いです。
人気のサイドとチンマウントはみなさんどのようにDIYしているのでしょうか。
方法をご紹介していきます。
取り付け場所を平らにする
既存のマウントをヘルメットに取り付ける場合、両面テープでメットに固定する仕様のマウントがほとんどです。
しかし、ヘルメットによっては曲線がきつかったり表面に特殊な装飾がある場合もあるため、ぴったり平面に装着できません。
こういった場合はメットの側に両面テープを重ねて貼り付けていき、厚みを出して平らなポイントを作っていくという方法があります。
そして、ある程度平面ができたらそこにクレジットカードのような硬さのあるプラスチック板を貼り付けましょう。
これで完全な平面が出来上がるのでマウントを装着することができます。
要は平らな面をどうやって作るかということを考えるというわけです。
使用する両面テープは工業用や家のリフォームなどに使われる超強力な製品を選んでください。
間違っても100円均一の文房具用の両面テープなどを使ってはいけません。
マジックテープで取り付ける
また、外装用のマジックテープを使うという方法もあります。
完全に平面を作るのが難しい場合に効果的な方法です。
カー用品の店で販売しているエアロパーツ取り付け用のマジックテープをメット利貼り付けます。
そしてマウントの側も同じマジックテープを貼って噛み合わせれば曲線が残っていてもちょっとやそっとでは外れません。
ロックファスナーという突起を嚙みあわせるタイプのマジックテープがオススメです。
カメラの微調整
上記の方法でサイドかチンにマウントを装着すればもうゴールは目の前ですが、実際にGoProを取り付けてみるとなんだかバランスが悪かったり向きが希望と違ったりということがあるかもしれません。
微調整をする上で役に立つのがGoProのボールマウントです。
ボールマウントはカメラの向きや位置を細かく調整ができます。
GoProを使っていなくても他のカメラを取り付けられる変換アダプターの販売してますので、ヘルメットの形が特殊な場合や念には念を入れたい場合は購入しておいてもいいかもしれません。
一度装着したら取り外しは不可能
このように両面テープを使用してヘルメットに装着すると、両面テープがべったり張り付くため取り外しはできませんし、ヘルメットも購入時の状態に戻すことは不可能です。
取り付けは慎重に行い、取り付けるヘルメットはモトブログ用に用意した方がいいでしょう。
一度貼り付けると取るのが大変なので撮影用のヘルメットを用意するのをおすすめします。
ヘルメット以外の取り付け場所
ヘルメット以外にはバイクにマウントするという方法もあります。
もともとこちらの方が一般的でしたが、目線で撮影をしたいというニーズが大きくなって生まれたのがメットマウントと言えます。
それではバイクにマウントする方法にはどのようなものがあるでしょう。
基本的に接地面は両面テープのマウントというのは変わりません。中には吸盤型もあります。
サイドカウルに取り付けてスピード感ある映像
サイドカウルに取り付ければ視点は地面に近いところから狙うことになるので、スピード感のある映像を撮影することができます。
ただし横転した時にはGoProもダメージを受けやすい箇所になります。
フロントノーズに取り付けて広々とした景色を
バイクの前面部であるフロントノーズは前方の景色以外は写り込まないため、広々とした風景を捉えるのにはぴったりです。
ただ、バイクで撮影しているというのがわかりづらいため見方によっては単調な絵面になってしまうかもしれません。
ガソリンタンクに取り付けて臨場感ある映像
ガソリンタンクに取り付ければバイクのハンドル、メーター類、全面の景色などバイクの操作も含めて臨場感ある光景を撮影することができます。
メーターの状況や運転の様子などを含めて撮影したい場合にぴったりの装着場所です。
ただし景色の割合は減ります。
リアシートに取り付けて後方の映像を
リアシートに取り付ければバイク後方の景色を撮影することができます。
これも障害物がなくいい映像が撮影できるのですが、後方からきたバイクや車が嫌がる可能性はあります。
またリアシートに取り付けて後方ではなく前方を取るとライダーの背中から前方の景色が取れるので臨場感が伝わってきます。
ただこの撮影方法も景色の映る割合は減ります。
バイクのマウントは奥が深い
バイクでのGoPro撮影は撮りたい画によってマウントを取り付ける場所が変わります。
試行錯誤して最高のモトブログ用映像をゲットしましょう。