2020年3月発売の「THETA SC2 for business」を徹底解説
「THETA SC2 for business」は2019年12月に発売されたTHETA SC2のビジネス向けモデルとして、2020年3月19日に発売されました。
4種のカラーバリエーションを持つSC2とは異なり、グレー1色のラインナップです。
「THETA SC2 for business」の大きな特徴
THETA SC2 for businessは基本スペックはSC2と同様で、静止画で言えば約1400万の画素数、ISO値の上限向上、シャッタースピードの幅の広さ、動画も解像度が4Kに対応し、30fps(フレーム/秒)の滑らかな動画撮影が可能など、あらゆる性能がSCよりもグレードアップしています。
さらにSC2よりもビジネスシーンに適した機能が2つ追加されています。
・プリセット「Room」の追加
・フロントレンズとリアレンズで時間差撮影
プリセット「Room」の追加
SC2にはもともと「顔モード」「夜景モード」「車窓モード」の3種類のプリセット機能が付いています。
顔モード:人の顔を認識し、中心に配置し美肌に見せられるモード
夜景モード:暗いところでもノイズ低減し、写真のざらざら感を抑えられるモード
車窓モード:明暗差があるシーンでも明るく撮影できるモード
しかしfor businessのプリセット機能は「Roomモード」のみになっています。
「顔モード」「夜景モード」「車窓モード」はついていないので、注意しましょう。
「Roomモード」は室内や車内などの屋内撮影に適したHDR撮影(暗いところでも明るく撮れる機能)の設定で撮影ができるプリセットです。
この機能により、物件紹介用の室内写真の撮影や車内撮影が一段とやりやすくなっています。
フロントレンズとリアレンズで時間差撮影
さらにプリセットの「Roomモード」の使用時限定ですが、フロントレンズとリアレンズで時間差(Time Shift)をつけて撮影するセルフタイマー機能が整備されています。
この機能を活用すれば、360度カメラのビジネス利用で一番苦労していた撮影者の映り込みを、室内や車内の狭い空間でもなくす事が出来ます。
「THETA SC2 for business」のビジネスでの活用例
先述した二つの機能、
・プリセット「Room」の追加
・フロントレンズとリアレンズで時間差撮影
により、「THETA SC2 for business」は多くのビジネスシーンで活用出来る仕様になっています。
不動産業
最近では不動産業もネット上で内見ができるサービスが広がっており、その際に屋内を360度見渡せる画像や動画の活用が求められています。
そこで物件紹介用の室内撮影時に「THETA SC2 for business」を活用すれば、プリセット「Roomモード」を活用したハイクオリティな写真を、時間差撮影を使って手軽に無人状態にして撮影する事が出来ます。
さらに今後主流になりうる不動産業界のVR内見でも活躍するでしょう。
自動車販売業
また不動産業同様、自動車紹介用に車内を撮影することの多い自動車販売業でも「THETA SC2 for business」は活躍します。
車内は室内よりも狭い空間のため、無人の撮影が非常に難しく、時間差撮影機能の効果をより実感出来、使い勝手がよいと感じるでしょう。
その他の業種
他にもクリニックや飲食店、レンタルオフィスなど、様々なサービス・業種のホームページ掲載用に屋内の写真撮影で活用できるので、ビジネスシーンで360度カメラの購入を検討される場合は「THETA SC2 for business」がおすすめです。
「THETA SC2 for business」と「THETA SC2」の違いとは?比較表
基本スペックはSC2と差がありませんが、違いがある部分だけを表で分かりやすくまとめてみました。
機種 | THETA SC2 for business | THETA SC2 |
プリセット | 「Room」のみ | 顔・夜景・車窓のみ |
時間差撮影機能 | Roomモードで使用可能 | なし |
価格 | 39,800円 | 36,800円 |
カラー | ホワイト・ピンク・ブルー・ベージュ | グレーのみ |
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今回は「THETA SC2 for business」と「THETA SC2」のそれぞれの特徴などを比較し、解説しました。
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