野外でのGoPro撮影の際に気をつけないといけないのがGoProの充電残量です。
特に動画撮影でGoProを回しっぱなしにするよう場合は、予備のバッテリーや、モバイルバッテリーを用意することが必須になります。
今回はよりGoPro撮影を快適にするための予備のバッテリーとモバイルバッテリーについて紹介します。
2020年12月現在、GoPro公式のモバイルバッテリーは販売が終了しておりAnkerのモバイルバッテリーが評判もよく一番おすすめです。
GoPro電池の持ちは?
撮影モード、GoProのシリーズにもよりますが、GoProは撮影しっぱなしの場合、1時間~1時間40分ほどが電池の持ち時間と見ていいでしょう。
特にタイムラプス撮影の場合は1時間前後でバッテリーが空になってしまうため、
うっかりバッテリーの接続を忘れてその場を離れると戻ってきたときには撮影がされていなかったなんてこともあり得ます。
動画撮影時のGoProのバッテリー持続時間は約1時間〜約2時間前後
GoProの予備バッテリーを使う
充電対策にはいくつか方法がありますが、その一つが予備のバッテリーを使用するという方法です。
GoProの純正の予備バッテリーを用意しておいて、充電が切れそうになったら入れ替え、
バッテリーチャージャーを使って空になったバッテリーを充電しておくというやり方です。
2時間以上の連続撮影はできない
上記の方法だと撮影中にいちいちバッテリーの入れ替えを行わなければなりません。
長時間の撮影予定がない場合であればいいのですが動画の撮影を止めたくない場合は歓迎できない方法です。
また、予備バッテリーを何個も持ち歩かないといけませんし、全て充電をしておくのも手間がかかります。
そこで便利なのがモバイルバッテリーです。
GoPro純正のポータブルパワーパック
※現在は販売されていません。
「GoPro純正ポータブルパワーパック」は満タンの状態だとGoProのバッテリーを最大4回まで充電できるという6000mAhの大容量ポータブルバッテリーです。
タイムラプス撮影であれば4時間はGoProを回し続けることが可能ということになります。
出力アンペアは1.5mAhで、2つのUSB充電口がついています。
2台同時でも2.5hでGoProのバッテリーがフル充電できます。
こちらを使えばUSBポートでGoProに接続することで電源として使用できるので、バッテリーを入れ替える必要がありません。
定点で撮影し続けるような場合は非常に便利です。
ただ、防水ではないので水の中で使う際には外さなければなりません。
GoPro純正ポータブルパワーパックを使う際の注意点
GoPro純正ポータブルパワーパックを使用するデメリットは特にありません。
注意点としてはHERO5とHERO6以前のGoPro(HERO4など)の充電には対応していません。
というのも、これ以前のGoProは充電の出力が1mAh以下の製品に対応しており、GoPro純正ポータブルパワーパックの出力は1.5mAh。
ですのでGoPro HERO4にGoPro純正ポータブルパワーパックを接続すると壊れる可能性があります。
GoPro純正以外のポータブルバッテリー
GoPro純正以外のモバイルバッテリーももちろんあります。
GoPro専用という訳ではなく様々な用途に使えるサードパーティー製のモバイルバッテリーです。
10000mAhでは不安という方はこちら↓
GoPro純正以外のポータブルバッテリーを使うメリット
[box02 title=”メリット”]
・価格が安い
・容量が純正より大きいものがある
・他のUSB充電の製品にも使用できる
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価格が純正より安い
まず価格が安いこと。
GoPro純正の半額以下のモバイルバッテリーも多数存在します。
純正は高くて買えない、アクセサリーにそこまでお金はかけられないという場合には助かります。
容量が純正より大きいものがある
GoPro純正ポータブルパワーパックは容量6000mAhですが、サードパーティー製だと24,000mAhのものもあります。
こちらを使用すれば単純に4倍の時間使えるので16時間撮影を続けられる計算になります。
他のUSB充電の製品にも使用できる
GoProの充電アンペアは1.5mAh(GoPro4以前は1mAh)ですが、
現在のタブレットやスマホは2mAh以上の充電対応の製品が多いため、
大きい電圧用のUSB接続口がある場合はGoPro以外の製品も急速充電することが可能です。
GoPro純正以外のモバイルバッテリーを使うデメリット
GoPro純正以外のモバイルバッテリーを使うデメリットは電圧が確実に対応しているとは限らないという点です。
普段電化製品を使う場合、差込口の形状があっていれば出力電圧をそこまで気にしない方も多いはずですが、
GoProは一般的なUSB充電の製品より対応電圧が低いです。
ですので、サードパーティー製のモバイルバッテリーに気にせず接続すると壊れてしまう場合があります。
接続する前に1.5mAh以下の差し込み口か、しっかり確認をする必要があります。
購入時にも、もちろん対応電圧かどうか確認しましょう。
非純正のモバイルバッテリーが起こす不具合
次に純正以外のモバイルバッテリーは思わぬ不具合が出る可能性があります。
これまで報告されているのはGoProのアップデート後にサードパーティー製のモバイルバッテリーをGoProが認識しなくなったというものがあります。
また、GoProのバッテリーの減りが異様に早くなったり、製品の相性によっては接続のエラーが出やすかったりという場合もあるようです。
こればっかりは使用してみないとわからない面が多いですが、しっかりネット等で下調べをし、
不具合があまり報告されていないモバイルバッテリーを選ぶ必要があるでしょう。
モバイルバッテリーは純正品を選べば間違いない
やはり純正品ということもあって値段は多少高額に思えるかもしれませんが、
不具合のことなどを考えるとやはり純正品のモバイルバッテリーに越したことはありません。
非純正のものを選ぶのであればレビューなどでGoProを使ってる方の声を参考にするのがいいかもしれませんね。
バッテリー時間を伸ばすならGoPro HERO9
バッテリー駆動時間が短いGoProですが、GoPro HERO9 Blackは従来のGoProより最大30%バッテリー駆動時間がアップしています。
少しでもモバイルバッテリーに頼らず長く撮影するのであればGoPro9の購入も検討してみてください。予備バッテリーを使うことでモバイルバッテリーが不要になる可能性もあります。