この記事では、2017年に発売されたアクションカメラ『GoPro HERO6 Black』について、「2025年11月現在」の視点から、その価値、入手方法、そして現行の最新モデルとの比較を徹底的に解説します。
- 「今からHERO6 Blackを買っても大丈夫?」
- 「中古での相場はどれくらい?」
- 「最新モデルと比べてどうなの?」
といった疑問を持つ方は、ぜひ参考にしてください。
GoPro HERO6 Blackの現在の価格と入手方法は?
『GoPro HERO6 Black』は2017年9月29日に59,000円(税込)で発売されました。
公式・大手サイトでの販売状況
結論から言うと、2025年11月現在、GoPro HERO6 Blackは新品での公式販売は完全に終了しています。
- 公式HP/AmazonのGoProストア: 販売なし。
- GoPro HERO7 Black以降のモデル: 『GoPro HERO12 Black』までの過去モデルも、すでに公式での販売は終了しています。
- 現行の最新モデル: 公式サイトやAmazonなどで販売されているのは、『GoPro HERO14 Black』(仮)や『GoPro HERO13 Black』といった最新シリーズです。
現在の主な入手方法と価格帯
現在『HERO6 Black』を入手するには、中古市場を利用するしかありません。
| 入手経路 | 特徴 | 2025年11月時点の相場(目安) |
| フリマアプリ (メルカリなど) | 出品数が多く、価格交渉の余地がある。動作保証や付属品の確認が必須。 | 10,000円〜18,000円程度 |
| 中古専門カメラ店 | 動作確認や保証が付く場合が多く、安心感がある。価格は高めになる傾向。 | 15,000円〜25,000円程度 |
| オークションサイト | 状態や付属品によって価格の幅が非常に大きい。ジャンク品なども多い。 | 8,000円〜20,000円程度 |
カメラレンタル「タビショット」では、メルカリで中古カメラの販売を行っています。

GoPro HERO6 Blackの主な特徴と当時の評価
『GoPro HERO6 Black』は、4K/60fps撮影への対応や、「GP1」チップの搭載による手ブレ補正の大幅な強化が大きな目玉でした。
2017年当時の主な評価ポイント
| 評価の分類 | 詳細 |
| 👍 良い評価 | 手振れ補正(HyperSmoothの前身)が強力で、アクションカムとして実用性が大幅アップした。画質が向上し、4K/60fpsが撮影できるようになった。 |
| 👎 悪い評価 | バッテリーの減りが異常に早い(特に4K/60fps)。発熱しやすい。音声の録音品質が期待ほどではない。 |
2025年視点での再評価
2025年現在、最新の『HERO13 Black』は「HyperSmooth 6.0」といったより強力な電子手ブレ補正を搭載しています。『HERO6 Black』の補正機能は、現行モデルと比較すると正直に言って見劣りします。
しかし、フルHD(1080p)での撮影など、比較的ライトな用途であれば、そのコンパクトさや当時のフラッグシップ機としての基本性能は、まだ十分に通用すると言えます。
GoPro HERO6 Blackのバッテリー持続時間(4K/60fpsは要注意!)
GoProシリーズ全般に言えることですが、高性能な分、バッテリーの駆動時間は短めです。
特に『HERO6 Black』で追加された4K/60fpsや2.7K/120fpsといった高負荷な設定は、バッテリーを急速に消耗します。
予備バッテリーは必須と考えておきましょう。
| 画質設定 | 撮影可能時間の目安(公式データより) | 2025年の注意点 |
| 4K/60fps | 約70分 | 現行モデルの半分以下の駆動時間。発熱による停止リスクも高まる。 |
| 4K/30fps | 約95分 | 比較的実用的な設定。 |
| 1080p/60fps | 約100分 | 最もバッテリー効率が良い標準的な設定。 |
中古で購入する場合、バッテリーが劣化している可能性を考慮し、上記の時間よりも短くなることを想定しておきましょう。
GoPro HERO6 Blackに対応のSDカードは?
『GoPro HERO6 Black』の撮影には、microSDカードが必ず必要です。
HERO6 Blackは、高ビットレートの動画を記録するため、高速な書き込み速度を持つmicroSDカードが求められます。
- 推奨規格: UHS-I / スピードクラス U3 (V30) 以上の規格が推奨されています。
- 容量: 4K撮影が主なら、128GB以上を選ぶと安心です。
公式ページ(サポート終了済み)の情報は参考にしづらいため、現在販売されているSDカードで「GoPro」向けと記載されている、「SanDisk Extreme」シリーズや「Samsung EVO Plus」シリーズなどのU3 (V30) 規格の製品を選べば間違いありません。
結論:GoPro HERO6 Blackは「今」買うべき?
2025年11月現在、中古で約1〜2万円で取引されている『GoPro HERO6 Black』は、特定のニーズを持つ方にとっては良い選択肢になり得ます。
✅ HERO6 Blackの購入がおすすめな人
- 予算を徹底的に抑えたい人: 1万円台でGoPro体験を始めたい、サブ機として使いたい。
- ライトな使用が中心の人: 1080p (フルHD) 撮影がメインで、4K/60fpsや強力な手ブレ補正にこだわりがない。
- GoProの古いアクセサリーを活かしたい人: HERO5/6/7と共通の規格のアタッチメントをすでに持っている。
⚠️ 最新のGoPro購入を検討すべき人
- 電池持ち、発熱の心配を避けたい人: 最新モデルは電池効率や放熱性能が向上しています。
- 最高の映像品質を求める人: 5.3K以上の解像度、HDR動画、高フレームレート撮影(4K/120fpsなど)を使いたい。
- 手ブレ補正を重視する人: 現行モデルの圧倒的なHyperSmooth補正が必要な人。
💡 レンタルという選択肢
販売が終了しているモデル、または最新モデルと比較してどうなのか試したい場合、レンタルサービスを利用してみるのも一つの手です。
カメラレンタル「タビショット」では、最新モデルはもちろん、過去のモデルやアクセサリーセットのレンタルも行っています。
- 購入前に過去モデルの使用感を試す
- 最新モデルと撮り比べをする
など、レンタルサービスを賢く活用してみてください。

※この記事は2021年2月に公開、2025年11月に改訂されたものです。

