耐水・耐久性に優れたGoProを旅行に持って行けば、楽しい時間だけでなく、天候や環境を気にせず幅広いアクティビティまで記録できます。
今回は、バッテリーの話を中心に旅行でGoProに持っていく時見落としがちな飛行機に乗る時の注意と、バッテリー確保についてお届けします。
GoPro本体・バッテリーを持って飛行機に乗る時の注意点
旅行で飛行機を使う時、GoProをどのように持ち込むか。あまり意識せず預ける荷物に入れてしまう方もいるかもしれませんが、実は預け方に注意が必要です。
GoProに使用されているのは、リチウムイオン充電式バッテリーです。航空会社によって取り扱いが違いますが、ANAを例にした場合GoPro本体に入れているか、バッテリーのみで持ち歩くかで、手荷物で機内持ち込みか、荷物で預けられるかが変わります。
GoPro本体に入れたバッテリーの場合
GoPro本体にバッテリーが入ってる状態は、機内持ち込みの手荷物・受託手荷物預けともに可能です。保安検査の際は備えつけのトレーに全て出すようにしましょう。
電子機器本体：時計、計算機、デジタルカメラ、携帯電話、携帯ゲーム機、パソコン、タブレット、ビデオカメラ、テレビカメラなどの電子機器本体の取り扱い
内蔵された電池が、リチウム電池（2g以下）、リチウムイオン電池（160Wh以下）、の容量を超えない場合機内持ち込み・お預けともに可能です。
モバイルバッテリーなどの「予備電池」の場合
GoPro本体に入っていない予備のバッテリーやモバイルバッテリーは、本体との扱いが変わります。バッテリーは、受託手荷物預けにはできません。全て機内持ち込みの手荷物になります。保安検査の際は備えつけのトレーに全て出すようにしましょう。
ワット数で持ち込める数が決まっていますが、GoPro HERO7 Black・HERO8 Blackの1,220 mah リチウムバッテリーは4.70Whなので数に制限はありません。
| ワット時定格量(Wh) | 数量制限 (1人当たり) | 機内持ち込み | お預け |
| 100Wh以下のもの | 制限なし | 可 | 不可 |
| 100Wh以上160Wh以下のもの | 2個まで | 可 | 不可 |
| 160Whを超えるもの | – | 不可 | 不可 |
バッテリーに取り扱いに注意が必要な理由
GoPro本体やバッテリーの扱いに注意が必要なのは、リチウム電池が見えない場所で発火するリスクがあるためです。気圧の変化や外部からの衝撃などにより、万一バッテリーが破損や不具合を起こしてしまうと、発熱や発火のリスクが高まってしまいます。
実際、モバイルがバッテリーが熱くなったり、膨らんだりした経験がある方もいるのではないでしょうか。場合によっては発火してしまったというニュースで報告されています。
身近で普段使用している分、気にかけず使用しているリチウム電池製品ですが、飛行機など非日常の場所に持ち込む場合は、使用する交通機関の取り扱い方法をしっかり確認するようにしましょう。
バッテリーの対策は必須です！
GoProのバッテリーは、GoProのモデルや撮影設定、環境によって差はありますが、1時間～1時間40分ほどが電池の持ち時間と考えておくと良いでしょう。寒い場所だとバッテリーの消費は早くなります。
バッテリーが減ってしまって撮りたい時に撮影できない！という事がないよう、対策を考えておきましょう。
デュアルバッテリー充電器 + バッテリー がオススメ！
GoProの基本セットには、バッテリーの付属は1つのみ、これでは旅行の撮影には心もとないですよね。「デュアルバッテリー充電器 + バッテリー」GoProを手に入れたら、早い段階できれば購入と同じタイミングで持っておきたいアクセサリーです。
バッテリーを1つ追加しても、GoPro本体に刺した状態で充電をする事になるので、バッテリーだけで充電ができるバッテリー充電器が便利です。
直接PCから充電する事も可能！
充電器を使用する方法より時間はかかりますが、PCから充電する事もできます。ノートPCから充電する場合は、十分な電力を供給できるようにPCをコンセントに繋いだ方が良いそうです。
側面にあるUSB差し込みカバーは取り外しができるようになっています。あまり大きくない部品なので取り外した際は無くさないように、しっかり管理しましょう。
モバイルバッテリーを使えば連続撮影も可能に！
車やバイクの移動する風景、朝陽や夕陽・夜空など。長時間撮影するからこそ楽しめる映像を残したいですよね。GoProにモバイルバッテリーをUSBで接続すれば、長時間の撮影も可能です。
長時間で撮影するとGoPro本体が熱を持ってしまう場合があります。撮影モードであまり高機能を使わなようにすると、熱暴走の対策になるようです。具体的には、アスペスト比16:9、解像度1080、フレーム/秒30fpsに設定する事です。Protuneの設定で、マイクの設定をデフォルトの「自動」から「ステレオ」に変更するのも有効です。
USBで接続する際の注意点は、カバーを開けてケーブルを繋ぐので防水性が無くなる事。GoProの防水機能はカバーなど全て閉めていないと意味がないので、バッテリーを繋ぎながら撮影する際は雨や水濡れに注意しましょう。
以前公式サイトで販売されていた、ポータブルパワーパックは販売が中止されました。 GoProのモデルによって5V 1A か 5V 2A の出力を備えた USB AC充電器での充電を推奨しているので、サードパーティー製のモバイルバッテリーを使用する際は要確認です。
GoProサイト：カメラのバッテリーの充電方法
GoProのバッテリーと上手に付き合って撮影を楽しもう！
撮影をするにはバッテリーがないと何も始まりません。旅行に出る前に、全てのバッテリーの充電を済ませて、どこに仕舞ったかいつでも把握しておき、しっかり管理をしましょう。
GoProを持って撮影のチャンスを逃さないよう、旅行も目一杯楽しみましょうね！
