「GoProの最新機種はどんな特徴があるのか?」
「いいところだけじゃなく弱点も知りたい」
今回はGoProシリーズの最新機種、GoPro HERO8 BLACKの機種解説をしていきます。
GoPro HERO8 BLACKは、評判の良い声も多数ありながら、HERO7で使いやすかった部分が変わってしまったと残念がる声も少なくありません。
そこで今回GoPro HERO 8 BLACKの良い部分、そして「ここはどうなの?」と思う部分についても洗いざらい解説します!
特に良いところだけでなく、使いづらい点についても詳しく解説するので、これから購入を検討されてる方はぜひここで確認してみてください。
GoPro HERO8 BLACKとは?
2019年10月25日に発売されたGoProシリーズの最新フラグシップモデルがGoPro HERO8 BLACKです。
GoProシリーズは前機種であるHERO7で大幅な進化が見られたため、HERO8も発表の段階ですでに大きな注目を集めていました。
なお価格は定価で¥55,880(税込)です。
このGoPro HERO8 BLACKの発売によって、前機種のGoPro HERO7が約1万円ほど値下げされました。
そのためどちらを購入すべきか?と悩む人が増えています。
もし「HERO8とHERO7でどちらがいいのか?」迷っている人がいれば、当メディアでも以下の記事でまとめていますので参考にしてください。
<記事挿入予定>
またGoPro HERO8 BLACKでは、Hyper Smooth2.0など様々な機能がバージョンアップされているだけでなく、今回の機種から特に新しい仕組みがあります。それが「モジュラー」です。
「モジュラー」(Mods)と呼ばれるディスプレイやライトなどの別売ユニットが用意され、ユーザーが使いたい装備を自由にカスタムできるような仕組みになっています。
<モジェラーの写真があれば挿入予定>
ここからはGoPro HERO8 BLACKの性能について、より詳しく解説していきます。
GoPro HERO8 BLACKの特に気になる8つのポイント
今回のGoPro HERO8 BLACKで特に注目すべきは以下の8つのポイントです。
- 進化した手ブレ補正『Hyper Smooth 2.0』
- 新たなタイムラプスモード『ナイト ラプス ビデオ』
- タイムワープビデオのさらなる進化『Time Warp 2.0』
- アルゴリズムの進化『 高性能 HDR & スーパーフォト』
- 最高の一枚を選べる『LiveBurstモード』
- マイクの進化『Hi-Fi オーディオ』
- 4つに増えたデジタルレンズ
- フレームレスマウンティング
それぞれ詳しく解説していきます。
進化した手ブレ補正『Hyper Smooth 2.0』
まず、上の動画はHyperSmooth2.0で撮影された動画です。
言葉で説明するよりもまずは見た方がこの機能の素晴らしさがわかるので一度再生してみてください。
どれもジンバルを使用していないとは思えない手ブレ補正の強さです。
Hyper Smooth機能はもともと手ブレ補正の新機能としてGoPro HERO7から整備された機能です。
そして今回のGoPro HERO8 BLACKからは、2.0に進化しました。
進化したHyper Smoothでは、従来のオン・オフだけでなく、手ブレ補正の強さ(高・ブースト)を設定できるようになりました。
細かな設定方法などは別途以下の操作記事を参照してください。
<記事挿入予定>
新たなタイムラプスモード『ナイト ラプス ビデオ』
以前のGoPro HERO7ではナイトラプスはフォトのみの機能でしたが、GoPro HERO8 Blackから新機能としてナイトラプスビデオが追加されました。
ナイトラプスビデオでは、文字通り夜間でもより明るく鮮明にタイムラプスビデオが撮影できるようになりました。
特に4K、2.7K、1440p または 1080p のどの設定でも撮影できるので、高画質で神秘的な夜空や町の映像を撮影でき、表現の幅が大きく広がりました。
使い方の詳細は別途記事でまとめています。
<記事挿入予定>
タイムワープビデオのさらなる進化『Time Warp 2.0』
またここまでの二つに加え、GoPro HERO8 Blackで大きく機能性が向上したもののうちの一つが「Time Warp機能」です。
新機能は以下の3つです。
- 撮影時に自動的に最適な速度を設定してくれる
- 一時的に等倍速で撮影できる
- ProTune(マニュアル設定)ができる
まず、タイムワープでのビデオ撮影時に、速度を自動調整してくれる機能が実装されました。
もともとHERO7のTimeWarp撮影では、事前に速度の設定をするため、いざ撮影してみても後で確認すると、速すぎた・遅すぎたなど失敗していることがありました。
これに対して今回のGoPro HERO8 BLACKからはタイムラプスの速度をカメラ側が自動で調整を行ってくれる機能が実装されました。
この機能のおかげで今までのように、どの速度にすればどのくらいの動画へと仕上がり、どのくらいの速さで動くのか、という難しい判断をせずとも自動でちょうど良い速度の動画を簡単に撮影できるようになりました。
さらに一時的に等倍速で撮影できる機能がついたのも魅力的です。
いままでは全て通して指定した速度でしたが、この機能を使えば動画の一部分でアクセントを作ることができます。
さらにProTune(マニュアル設定)にも対応したので、より細かな設定を反映させたTimeWarp動画が撮影できるようになっています。
以上の機能から、細かく拘りたい時には速度から明るさなどの設定まで自分で細かく設定でき、簡単に綺麗に撮りたいときには自動モードで手軽に利用できる、優れた機能になりました。
アルゴリズムが進化『 高性能 HDR & スーパーフォト』
さらにGoPro HERO8 BLACKでは、アルゴリズムが大幅に進化し、静止画も動画も今まで以上にクリアで綺麗な仕上がりになりました。
特にコントラストが引き上げられ、その分ブレなどがなくなり、輪郭がはっきりした迫力のある写真・映像を記録できるようになりました。
また彩度も少し上がっており、色味補正をしなくとも十分なレベルで撮影できます。
そしてHDR撮影も進化したため、静止画にもさらに強くなりました。
従来では暗くなってしまっていた部分が、『スーパーフォト』モードで撮影するとさらに明るく、クリアに撮影できます。
4つに増えたデジタルレンズ
またGoPro HERO8 Blackは選べる画角が4つに増えました。
GoPro HERO7では、狭角、歪みのないリニア、広角の3つだったのに対し、今回の GoPro HERO 8からSuperView (スーパービュー) (超広角)が追加されました。
これにより動画・静止画共に、今までにない画角の記録が残せるので、より表現の幅が広がりました。
最高の一枚を選べる『LiveBurstモード』
LiveBurst (ライブバースト) モードとは、iPhoneなどにも実装されているLive機能です。
静止画撮影の機能ですが、シャッターを押した時の前後 1.5 秒を 90 枚の静止画として記録します。
この機能を使えば最高の一瞬を余すところなく撮影でき、90枚の中から完璧なショットを選ぶこともできます。
もしくは3秒間の4Kショートビデオクリップとしてシェアすることもできます。
フレームレスマウンティング
そしてGoPro HERO8 Blackでは、これまで付属されていたフレームが無くなり、マウントフィンガーがカメラ本体下部に設置されました。
これにより従来のGoPro HERO7では充電やバッテリー交換の際にフレームを外さなければならないという面倒がなくなり、使い勝手が良くなりました。
なおマウントを取り付ける場合のみマウントフィンガーを広げることで、これまで通りマウントを使用することができます。
GoPro HERO8 BLACKのその他のポイント
マイクの進化『Hi-Fi オーディオ』
3つのマイクを搭載し、ウィンドノイズを緩和する機能が強化されました。
バイクの撮影など猛スピードでも自然な音質で音を拾えるようになっています。
優れた耐久性 + 防水性
またGoPro HERO8 Blackも、耐久性や防水性に優れています。
水深10mまで完全防水です。
モジェラー
GoPro HERO8 Blackと同時に発表になったのはモジュラーと呼ばれる3つの製品で、「メディアモジュラー」「ディスプレイモジュラー」「ライトモジュラー」があります。
GoPro HERO8 BLACKの弱点とは?
以上のポイントに対して、弱点のポイントもあります。
- マウントが直付けのため、場合によっては少しずれる
- 外部マイクをつけるとバッテリーが外れるかも
- ジンバルの互換性がない?
まず、マウントフィンガーが直付けのため、以前のフレームよりもやや不安定になります。
特に横揺れには弱く、本体自体が傾いてしまうこともあるようです。
次にHERO7までと異なり、バッテリーとアダプター接続部分が一箇所になりました。
そのおかげでマウントフィンガーがついたのですが、その分外部マイクなどの接続中にバッテリーが剥き出しになってしまうので、外部マイクを繋いだままの撮影に若干不安があります。
さらにGoPro HERO8 BLACKでは大きさなどが変更されたために、Karma Gripなど今まで使えていたジンバルなどのアクセサリーとの互換性がなくなってしまいました。
今後新しい商品として発売されると思いますが、現状使っていたものを使えなくなるので、注意しましょう。
ここまででGoPro HERO8 BLACKの特徴や「ここはどうなの?」と気になるポイントをまとめました。
でも言葉ではわからない部分が多いので、もし購入前に触ってみたいと言う方は、エンカラーズでもレンタルすることができます。
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