FUJIFILMの人気チェキシリーズ『instax mini』シリーズ。
2020年4月(発売延期され正確には5月)に最新機種として発売された『instax mini11』は「とるだけじゃない、伝えたいから」というコンセプトで大幅にパワーアップしました。
今回はそんなFUJIFILMの『instax mini11』について今までとの機種との違いを紹介しながら解説します。
instax miniシリーズとは?
2020年5月現在ではinstax miniシリーズは以下の6種類が発売されています。
- instax mini 8+(2020年3月出荷終了)
- instax mini 11(2020年5月発売)
- instax mini 25(2005年発売)
- instax mini 70(2015年発売)
- instax mini 90 ネオクラシック(2013年発売)
- instax mini LiPlay(2019年発売)
instax miniシリーズは、数字が大きくなるほど高機能なハイグレードモデルとなっています。
まずは最新機種の『instax mini11』からみていきましょう。
『instax mini11』
『instax mini11』は、2020年5月に発売されたシリーズ最新機種で、スタンダードモデルです。
特にリニューアルされた機能は以下の3つです。
- どんなシーンももっと明るくカンタンに!明るさ自動調整
- 簡単でもっと綺麗に!セルフィーモード
- 自分らしくカスタマイズができる!アクセサリの充実
instax mini11の新機能:明るさ自動調整
mini11では自動で明るさ調整をしてくれる機能が実装されています。
そのため、ただシャッターを押すだけで明るくきれいに写真を撮影できます。
明るさの自動調整は、周囲の明るさに合わせて自動で最適なシャッタースピードとフラッシュ光量を設定してくれる機能です。
夜の屋外や、少し暗めの屋内でも人は自然に、背景は明るく撮影できるので、今まで以上に使い道が広がりました。
instax mini11の新機能:セルフィーモード
また「セルフィーモード」がさらに進化しました。
近距離でもピントがしっかり合うように改良され、セルフィーで撮影する際はもちろん、接写する際にも綺麗に撮影できます。
従来の機種では35cmが限界でしたが、30cmまで近づけるようになりました。
さらに操作性もよくなっています。
セルフィーモードにするのに複雑なボタン操作はありません。
レンズを「SELFIE ON」が見えるまで引き出すだけで、簡単にセルフィーモードに切り替わるようになっています。
今までよりもよりくっきりと、より近づいてフレームいっぱいの大迫力な写真が撮影できます。
instax mini11の新機能:自分らしくカスタマイズができる!
また、シャッターボタン部分に取り付けできる2種のシャッターボタンアクセサリーやストラップが同梱されており、自分の好きな見た目にカスタマイズできるようになりました。
最近のカメラは見た目のお洒落さも非常に重要です。
今回の『instax mini11』は自分の好みに合わせてカスタマイズして、ファッションの一部として楽しむこともできます。
友達と遊びに行くときに、恋人とデートに行くときに、アクセサリー感覚で持ち運びできるお洒落として楽しんでみてはいかがでしょうか?
instax mini11 機種について一覧表
価格 | ¥8,580(税込) |
カラーバリエーション (5種類) | ・スカイブルー ・ブラッシュピンク ・チャコールグレイ ・アイスホワイト ・ライラックパープル |
発売日 | 2020年5月15日 |
電池 | 単3形アルカリ電池(LR6)2本 撮影可能パック数:約10パック |
質量 | 293 g(電池、ストラップ、フィルム別) |
他の機種に対して価格が安く、電池も購入しやすい単3型になっているなどの特徴もあります。
次にmini11以外のinstax miniシリーズをみていきましょう。
instax miniシリーズ
instax mini 8+
miniシリーズの中でも最も安くて機能も少ないエントリーモデルとして活躍していたmini8+です。
エントリーモデルのため、性能としては他の機種に劣りますが、コスパを最重視する人にはおすすめの機種でした。
特にイベントで1回だけ使いたい!などの方には手軽に購入できると言うのは大きなメリットでした。
残念ながら現在は出荷停止になっています。
instax mini 25
instax mini25は、miniシリーズのスタンダード機として人気を博していたモデルで、初期の機種は2005年発売という歴史ある機種です。
現在販売中のものは2013年に発売押されたモデルです。
特にmini25でも、最新機種のmini11同様、自動で明るさ調整してくれる機能がついており、シャッターを押すだけで簡単にきれいなチェキが撮影できました。
mini8+ よりも機能性に優れたものですが、あくまで高すぎない値段設定を維持していました。
一方で最新機種mini11よりも値段は高額になっています。
価格 | ¥10,455(税込) |
カラーバリエーション | ・ホワイト |
発売日 | 2013年8月7日 |
電池 | リチウム電池CR2×2本 撮影可能パック数:約30パック |
本体質量 | 275g(電池、ストラップ、フィルム別) |
instax mini 70
instax mini70は、miniシリーズの中でも多機能でハイグレードなモデルです。
初登場は2015年の、mini25よりも進化した「自撮り」と「接写」機能が売りの機種です。
現在販売されている機種は2018年の発売です。
最新機種のmini11と引けを取らない高性能で、「セルフィーモード」を使えば30cmまで近づいての接写にも対応しており、他にも以下のような様々な機能がついていました。
- 弱フラッシュ機能(背景を明るく)
- ハイキーモード(明るく美肌に撮影できる)
- マクロモード(0.3m ~ 0.6m)
- 遠景モード(3m ~ ∞)
- セルフタイマーモード(1枚/2枚連写)
- フラッシュ強制発光
- 三脚穴
ただし高機能な分、価格帯が少し上がっています。(以下の表参照)
mini70の良いとこ取りをして、コスパを良くしたのがmini11のようなイメージです。
価格 | ¥15,268(税込) |
カラーバリエーション (6種類) | ・ホワイト ・ブルー ・レッド ・ゴールド ・イエロー ・ブラック |
発売日 | 2018年5月25日 |
電池 | リチウム電池CR2×2本 撮影可能パック数:約30パック |
本体質量 | 約281g(電池、ストラップ、フィルム別) |
instax mini 90
instax mini90は、miniシリーズの中でも最高級モデルです。
まずデザインからもクラシカルで上質なのが特徴です。
機能もminiシリーズの中で最も豊富で、以下のような機能がついています。
- バルブモード
- 二重露光モード
- 高性能フラッシュ
- パーティーモード
- キッズモード
- 遠景モード
- 写真の濃淡コントロール機能
- 接写モード
- 充電式バッテリー
- 三脚穴
「バルブモード」は夜景や光の軌道の撮影の際に役立つモードで、「二重露光モード」はや2枚の写真を1枚に重ねることでアーティスティックな作品を作ることができる機能です。
その他にも暗い中でも明るく撮れる「パーティーモード」や子供などの動き回るものを撮影できる「キッズモード」など、高価なだけある豊富な機能が売りのハイスペック機種です。
miniシリーズの中では高価ですが、チェキをさらに芸術的な写真として、活用したい人にはおすすめの機種です。
価格 | ¥20,742(税込) |
カラーバリエーション (3種類) | ・ブラック ・レッド ・ブラウン |
発売日 | 2013年9月20日 |
電池 | 充電式バッテリー型 |
本体質量 | 約296g(付属品別) |
instax mini LiPlay
miniシリーズで唯一のデジタル版のチェキです。
撮影した画像をカメラ上で確認・編集し、気に入ったものだけ選んでチェキとして印刷できるカメラで、チェキなのに撮り直しができるところが画期的です。
そしてなんと『音』も記録することができるので、音声メッセージ付きのチェキプリントで、写真に込めた想いも伝えることができます。
スマートフォンと連携させることができ、逆にスマホから送信した画像を印刷できるチェキプリンターとしても活躍してくれます。
デジタルのため値段は上がりますが、これからの時代にあえてチェキで楽しみたいという方にはデータの共有などもでき、新しく手軽にチェキを楽しむことができるのでおすすめの機種です。
価格 | ¥19,250(税込) |
カラーバリエーション (3種類) | ・エレガントブラック ・ブラッシュゴールド ・ストーンホワイト |
発売日 | 2019年6月21日 |
電池 | 充電式バッテリー型リチウムイオン電池 |
記録メディア | microSD/microSDHCメモリーカード |
本体質量 | 約255g(付属品別) |