RICOH THETAシリーズで動画性能比較!「THETA SC2 vs V」

目次

RICOH THETAシリーズで動画を撮るならSC2?V?

360度カメラとしてその人気を確立しているRICOH THETAシリーズ。
静止画はもちろん、ハイクオリティな動画撮影もこなす性能の高さで有名なTHETAシリーズですが、2020年3月現在で発売されている機種は大まかに以下の5種類です。

・THETA Z1
・THETA V
・THETA SC2
・THETA SC
・THETA S

なかでも最新モデルのTHETA SC2と、スタンダードモデルからひとつ性能が抜き出ているTHETA Vの2機種が人気です。

そこで今回は人気のSC2とVの動画撮影の性能に関して、比較してみましょう。
最後に動画撮影ではどちらを購入すべきかを、選ぶときの裏技と一緒に解説していますので、購入に迷っている方は最後まで参考にしてください。

RICOH THETA SC2の動画性能とは?

THETA SC2の特徴

「THETA SC2」は全4色の、見た目も可愛く女性に人気のスタンダードモデルです。
THETA Vよりも低価格で気軽に入手でき、性能はVとほとんど変わらない高性能なため、THETAシリーズで最もコスパがよい機種です。

SC2は画素数や静止画の解像度、ISOの上限、シャッタースピードなど、静止画撮影のスペックはアドバンスドモデルのTHETA Vと変わらず、むしろプリセット機能やホワイトバランスの機能が充実しているため、THETAシリーズの中でフラッグシップモデル(最高品質)と言われるZ1に続くほどのハイクオリティなカメラになっています。

SC2にはVにない以下の3種類のプリセット機能と1つのホワイトバランス機能が追加されています。
・顔モード:人の顔を認識し、中心に配置し美肌に見せられるモード
・夜景モード:暗いところでもノイズ低減し、写真のざらざら感を抑えられるモード
・車窓モード:明暗差があるシーンでも明るく撮影できるモード
・ホワイトバランス:水中


そのため静止画に関してはVを超えてコスパの良い機種であることは間違いありません。

一方で、動画性能については以下の要素がVにはやや劣ります。
・マイク性能
・データ保存容量
・1回の動画記録時間 / 合計動画記録時間

THETA SC2 for businessは動画性能もビジネス向け?

THETA SC2には2020年3月に for businessというビジネス向けの機種が発売されました。
結論から言えば、基本スペックはSC2と同様のため動画性能に関しては違いがありません。
SC2よりもビジネスシーンに適した機能は主に以下の2つの追加機能です。

・プリセット「Room」の追加
・フロントレンズとリアレンズで時間差撮影

プリセットに「Room」という屋内撮影に向いているプリセットが一つに限定されています。
また、フロントレンズとリアレンズで時間差撮影が可能になり、360度カメラのビジネス利用で一番苦労していた撮影者の映り込みを、室内や車内の狭い空間でもなくす事が出来ます。

詳細は以下のTHETA SC2 for businessの記事にまとめていますので、参照してください。

https://tavishot.com/media/200415-thetasc2-business

THETA SC2(+ for business)の動画撮影に関わる性能表

従来のスタンダードモデルから進化しており、動画撮影に4k対応しています。
またレンズ自体の解像度が上がっているため、画質の面で言えばアドバンスドモデルのTHETA Vと同程度の性能です。
しかし一方で、マイク性能とデータ容量に関しては、差があります。

機種名THETA SC2(for business)
動画解像度4K:3840×1920/29.97fps/54Mbps(High),32Mbps(Low)
マイクモノラル
データ容量(内蔵メモリー)約14GB(一回録画最大3分)(4K)約32分、(2K)約115分
記録ファイル形式MP4(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AAC-LC(モノラル))

RICOH THETA Vの動画性能とは?

RICOHthetav

THETA Vの特徴

THETA Vは、RICHOがアドバンスドモデルと謳っているセミプロ用の機種です。
特にスタンダードモデルとは動画性能、転送速度、拡張性が異なり、特に動画撮影者向けの機種として発売されています。
さらにマイク機能も4chになり、4方向の音を独立して記録することでより立体感のある音質を実現しています。

THETA Vの動画撮影に関わる性能表

とりわけ注目するべき点はマイク性能とデータ容量に関してです。
マイクは上述した通り、4方向の音を独立して記録することでより立体感のある音質を実現しています。
さらにデータ容量が19GBのため、一度の撮影で最大5分の撮影が可能になっています。(SC2は3分)
本格的に動画撮影する人にとっては大きな差です。

機種名THETA V
動画解像度4K,H264:3840×1920/29.97fps/56Mbps
マイク4ch
データ容量(内蔵メモリー)約19GB(最大5分/25分)
(4K,H.264)約40分(2K,H.264)約130分
記録ファイル形式MP4(映像:MPEG4 AVC/H.264,H.265 *7、音声:AAC-LC(モノラル)+Linear PCM(4ch空間音声))
ライブストリーミング機能あり

RICOH THETA SC2 vs V 【動画性能】

以上SC2とVの動画性能に関して解説してきました。
ここでは実際に比較表を基に、動画撮影用にはどちらが適しているのか、みていきましょう。

THETA SC2 vs V |比較表

機種名THETA SC2(for business)THETA V
価格(公式ストア・税込)36,800円(39,800円)57,750円
動画解像度4k対応4k対応
マイク4chモノラル
データ容量(内蔵メモリー)約14GB(一回録画最大3分)(4K)約32分、(2K)約115分約19GB(最大5分/25分)(4K,H.264)約40分(2K,H.264)約130分
記録ファイル形式MP4MP4+Linear PCM(4ch空間音声)

動画撮影ならTHETA SC2とV、どっちがおすすめ?

動画撮影単体であれば、動画の滑らかさ、マイク性能の違いによる音の立体感など、Vの方がクオリティは高くなっています。
そのため商業用やよりクオリティの高い動画を撮影する予定なのであれば、THETA Vがおすすめです。

ただ価格は2万円以上の差があるため、費用と機能を鑑みて選びましょう。

それでも購入には迷う…そんな人に裏技のカメラレンタルサービスのエンカラーズ

今回は「THETA SC2」と「THETA V」の動画に関するそれぞれの特徴を比較し、解説しました。

「でも安いものではないし、使用頻度も少ないから購入するか迷う…。」
「実際に使ってみなきゃわからない!」

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