GoProは何も装着しなくても水深10mくらいまではそのままで使用することが可能です。
水中では常につけているに越したことはないですが、簡単なシュノーケリングや初心者のダイビング、川でのラフティングであれば、仕様としては外付けの防水ハウジングをつける必要はないということになります。
しかしもちろん水深10mを超える可能性のある条件では防水ハウジングは必須です。
そうでない場合でも砂や埃が多い場所、岩場や狭い場所などでの物理的に過酷な条件下ではハウジングをつけておいたほうがGoProを安心して使用できます。
GoProの防水ハウジングには純正のものとサードパーティー製のものがあります。それぞれの製品の特徴を紹介します。
GoPro 純正 ダイブハウジング
GoPro ウェアラブルカメラ用ケース Super Suit
GoPro純正の防水ハウジングです。
純正だけあって価格的には最も高いですが、ハウジングとしての安心度も最も高い製品です。
対応水深はGoPro対応ハウジングの中でもっとも深い60m。
水中での活動以外でも小石や砂、埃、泥、ゴミをしっかりガードしてくれるため、本体を傷つけたくない方は普段からハウジングを装着して利用するのもいいでしょう。
Super Suitの最も評判のいい点は密閉度が他社製品よりも高い点にあります。
水が漏れてきた、割れてしまった、すぐ壊れてしまったというような声はほとんど聞かれません。
また、陸上で使う用にタッチパネルの部分が開いているパーツ(対応浸水10m)も付いています。
ケースとしての使用も想定して作られているのが嬉しいです。
レンズを外さないと使えない
Super Suitを装着する上での不満として聞かれるのが、GoPro本体のレンズカバーを外さないと装着ができない点。
本邸のレンズカバーはかなり固く取り外しが大変と感じる方が多いようです。
ただし、これは外すことで密閉度を高めハウジングをつけてもクリアに映像が映るようにする位置があるはずなので、致し方ない部分でしょう。
防水、防護に徹底的に注力した作りのハウジングと言えるのではないでしょうか。
GoPro 非純正 ダイブハウジング
DECADE GoPro HERO 7/6/5 HERO(2018)防水ハウジングケース
サードパーティー製のGoPro防水ハウジングです。
水深45mまで対応。
全体的には悪い評価ではありません。
密閉度も高く純正品よりも安いので満足して使用できている場合が多いです。
しかし、ちらほら不具合の報告があります。
「使用して10分ほどで浸水した」
「プールで使用したら翌日には錆びた」
「レンズ部分に水滴がついてしまい映像がクリアでなくなった」
など、製品によってダメなものもあるようです。
旅行先でいきなり使わずに、事前に風呂などで水に沈めて大丈夫かどうかのテストを行ったほうがいいでしょう。
アイトランク iTrunk 防水ハウジングケース
水深45mまで対応。
こちらも基本的には高評価です。
価格も前述のDECADEとほとんど変わりません。
重量は141gと純正よりもDECADEよりも軽くなっています。
TELESIN GoPro Hero7 black/Hero 6/ Hero 5/hero 防水ケース
水深45mまで対応。
こちらはハウジングとして評価が高いのに加えて、付属品の充実が魅力的です。
陸上で使う用にタッチパネルをケースの上から操作できるタッチカバー、使わないときにレンズを保護するためのレンズカバーがついています。
純正品と比べても遜色がない製品と言えます。
Makit GoPro Hero6/GoPro Hero5対応 防水ハウジングケース
サードパーティー製のGoPro防水ハウジングです。
水深45mまで対応。
こちらの製品は水深20mまでの使用を推奨しているフィルターがついており、海中を綺麗に撮影することができると謳っています。最も安い価格帯の防水ハウジングです。
残念ながら、不具合の報告が多いです。「海で使用したらすぐに浸水した」「一度の使用で留め具が壊れた」「ケース自体がすぐに割れた」などあまり信頼度が高いとは言えません。値段も高評価の他製品と比較すると安いので、相応と言えるでしょう。
FiTSTILL GoPro HERO 7/6/5 防水防塵保護ハウジング
サードパーティー製のGoPro防水ハウジングです。
水深45mまで対応。
作りが非常にしっかりしており、他のハウジングにはないダブルロック仕様。
堅固さだけで言えば純正品に全く引けを取りません。
その分ボタンが押しづらかくなったりという点が気になる場合はあるようです。
他の製品より分厚い作りになっていますが、軽量なのも高評価です。
純正品とサードパーティー製どちらに軍配が?
純正品とサードパーティー製の大きな仕様の違いは2つあります。
・対応深水
・レンズカバーの着脱
まずは対応水深がGoPro純正品のSuper Suitは60m、サードパーティー製は45mです。
これはGoPro本家の自信の現れといえるでしょう。
もう一つはSuper Suitは装着時にGoPro本体のレンズカバーを外す必要がありますが、サードパーティー製は外さずにそのまま装着できる点。
純正品を選ばない方に多い理由にレンズカバーを外すのが面倒というのが挙げられます。
価格だけ見る純正品のSuper Suitは6,000円台、サードパーティー製は1000円台と大きな開きがあります。
ただやはり純正品は不具合の報告が圧倒的に少なく安心度は高いです。
一方サードパーティー製はかなりばらつきがあり、同じ製品でも粗悪なつくりのものも散見されます。
おすすめとしてはやはり純正品です。
本番の使用前にテストを行うこと、不良品が届いた際の返品手続きなどリスクがあることを承知であれば、サードパーティー製も検討していいでしょう。