GoProは何も装着しなくても水深10mくらいまではそのままで使用することが可能です。
水中では常につけているに越したことはないですが、簡単なシュノーケリングや初心者のダイビング、川でのラフティングであれば、外付けの防水ハウジングをつける必要はないということになります。
しかし、もちろん水深10mを超える可能性のある条件では防水ハウジングは必須です。
そうでない場合でも砂や埃が多い場所、岩場や狭い場所などでの物理的に過酷な条件下ではハウジングをつけておいたほうがGoProを安心して使用できます。
GoProの防水ハウジングには純正のものとサードパーティー製のものがあります。それぞれの製品の特徴を紹介します。
GoPro 純正 ダイブハウジング

- GoPro 純正ダイブハウジング (ADDIV-001)
【対応機種】
●GoPro HERO9 Black
●GoPro HERO10 Black
●GoPro HERO11 Black
●GoPro HERO12 Black
GoPro純正の防水ハウジングです。
純正だけあって価格的には高いですが、ハウジングとしての安心度も高い製品です。
対応水深はGoPro対応ハウジングの中で最も深い60m。
水中での活動以外でも小石や砂、埃、泥、ゴミをしっかりガードしてくれるため、本体を傷つけたくない方は普段からハウジングを装着して利用するのもいいでしょう。
純正ハウジングの最も評判のいい点は、密閉度が他社製品よりも高いところです。
水が漏れてきた、割れてしまった、すぐ壊れてしまったというような声はほとんど聞かれません。
また、平面ガラスレンズを採用しており、水中でも陸上でも高画質の画像を実現します。
GoPro 非純正 ダイブハウジング
ELESIN (テレシーン) の防水ハウジング

サードパーティー製のGoPro防水ハウジングです。
水深45m~60mまで対応。
TELESINはGoProアクセサリーの分野で非常に実績のあるブランドです。品質と価格のバランスが良く、多くのユーザーから支持されています。
しかし、ちらほら不具合の報告があります。
「ボタン操作が硬く、ストレスになった」
「レンズ部分に水滴がついてしまい映像がクリアでなくなった」
「塩水などによる劣化が早い」
旅行先でいきなり使わずに、事前に風呂などで水に沈めて大丈夫かどうかのテストを行ったほうがいいでしょう。
Ulanzi (ウランジ) の防水ハウジング

水深60mまで対応。
こちらも基本的には高評価です。
価格も前述のTELESINとほとんど変わりません。
FitStill (フィットスティル) の防水ハウジング

サードパーティー製のGoPro防水ハウジングです。
水深40m~60mまで対応。
作りが非常にしっかりしており、他のハウジングにはないダブルロック仕様。
堅固さだけで言えば純正品に全く引けを取りません。
その分ボタンが押しづらかったりする点が気になる場合はあるようです。
他の製品より分厚い作りになっていますが、軽量なのも高評価です。
純正品とサードパーティー製どちらに軍配が?
純正品とサードパーティー製の大きな仕様の違いは2つあります。
・対応深水
・品質の均一性
まずは対応水深がGoPro純正品のSuper Suitは60m、サードパーティー製は45m~です。
これはGoPro本家の自信の現れといえるでしょう。
もう一つは品質の均一性です。
純正品の方が個体差が少なく、購入した製品が期待通りの性能を発揮する可能性が高いです。
価格だけ見ると純正品は8,000円台、サードパーティー製は2,000~3,000円台と大きな開きがあります。
ただやはり純正品は不具合の報告が圧倒的に少なく安心度は高いです。
一方サードパーティー製はかなりばらつきがあり、同じ製品でも粗悪なつくりのものも散見されます。
まとめ
前途を踏まえると、やはり純正品を購入することがおすすめです。
本番の使用前にテストを行うこと、不良品が届いた際の返品手続きなどリスクがあることを承知であれば、サードパーティー製も検討していいでしょう。
どちらの製品を選ぶにしても、GoProを最大限に活用し、素晴らしい瞬間を捉えるために、ご自身のニーズと予算に合った最適なハウジングを見つけてください。

※この記事は2019年1月に公開、2025年3月に改訂されたものです。