バイクでのツーリングは、風を感じながら景色を楽しむ最高の体験です。その思い出をGoProで記録し、後から見返したり、SNSでシェアしたりするライダーも多いのではないでしょうか。
しかし、GoProをバイクに取り付けるには、様々なマウントが存在し、どれを選べば良いか迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、バイクでGoProを使用する際におすすめのマウントと、その取り付け方法について詳しく解説します。
GoProマウントの種類
GoProマウントは、大きく分けて以下の3種類があります。
①ヘルメットマウント :ライダーの視点で撮影できるため、臨場感あふれる映像を記録できます。
②バイクマウント :バイクの様々な箇所に取り付けることができ、多様なアングルからの撮影が可能です。
③その他マウント :チェストマウントや自撮り棒など、特殊な撮影方法に適したマウントです。
ヘルメットマウント
GoPro純正のヘルメットマウントは、安定性と耐久性に優れています。様々な角度に調整できるため、自分の好みに合わせた撮影が可能です。
メットサイドマウント

縦長のタイプのアクションカメラに人気です。ヘルメットの形状に合わせる必要があるが目線での撮影が可能。
ヘルメットの頬の部分に取り付けるタイプのマウントです。
ヘッドセットみたいな状態になると考えればいいでしょう。
逆にGoProのような横長タイプのカメラにはあまり向いていないでしょう。撮れる画像もおそらく好みが分かれます。
しっかり撮影方向に合わせてセッティングしなければ、斜めっているような感じになる場合多々あります。
セッティングによってはあとで再生した時に何か気持ち悪い雰囲気で台無しになってしまうので、最適なセッティングを工夫しなければなりません。
また、サイドマウントの場合ヘルメットの形状がかなり異なるので、メーカーのマウントはどうやってもそのままでは取り付けられないことも多いです。
DIYを行う可能性が高いと考えておいたほうがいいかもしれません。
メットチンマウント
見た目、正面からの撮影が可能なことで人気のマウント。
チン(顎)に取り付けるマウントです。
メットサイドマウントより、装着した見た目が悪くないため人気のマウント方法です。
ただし、チンマウント専用のマウントというのはほとんどリリースされておらず、既存のマウントをDIYしてチンに取り付けることが多いです。
人気のサイドとチンマウントはみなさんどのようにDIYしているのでしょうか。
方法をご紹介していきます。
取り付け場所を平らにする

既存のマウントをヘルメットに取り付ける場合、両面テープでメットに固定する仕様のマウントがほとんどです。
しかし、ヘルメットによっては曲線がきつかったり表面に特殊な装飾がある場合があり、ぴったり平面に装着できません。
こういった場合はメットに両面テープを重ねて貼り付けていき、厚みを出して平らなポイントを作っていくという方法があります。
そして、ある程度平面ができたらそこにクレジットカードのような硬さのあるプラスチック板を貼り付けましょう。
これで完全な平面が出来上がるのでマウントを装着することができます。
要は平らな面をどうやって作るかということを考えるというわけです。
使用する両面テープは工業用や家のリフォームなどに使われる超強力な製品を選んでください。
間違っても100円均一の文房具用の両面テープなどを使ってはいけません。
マジックテープで取り付ける
また、外装用のマジックテープを使うという方法もあります。
完全に平面を作るのが難しい場合に効果的な方法です。
カー用品の店で販売しているエアロパーツ取り付け用のマジックテープをメットに貼り付けます。
そしてマウントの側も同じマジックテープを貼って噛み合わせれば曲線が残っていてもちょっとやそっとでは外れません。
ロックファスナーという突起を嚙みあわせるタイプのマジックテープがオススメです。
一度装着したら取り外しは不可能
上記の方法でサイドかチンにマウントを装着すればもうゴールは目の前ですが、実際にGoProを取り付けてみるとなんだかバランスが悪かったり向きが希望と違ったりということがあるかもしれません。
また、このように両面テープを使用してヘルメットに装着すると、両面テープがべったり張り付くため取り外しはできませんし、ヘルメットも購入時の状態に戻すことは不可能です。
取り付けは慎重に行い、取り付けるヘルメットはモトブログ用に用意した方がいいでしょう。
一度貼り付けると取るのが大変なので撮影用のヘルメットを用意するのをおすすめします。
バイクマウント

ヘルメット以外にはバイクにマウントするという方法もあります。
もともとこちらの方が一般的でしたが、目線で撮影をしたいというニーズが大きくなって生まれたのがメットマウントと言えます。
それではバイクにマウントする方法にはどのようなものがあるでしょう。
基本的に接地面は両面テープのマウントというのは変わりません。中には吸盤型もあります。
サイドカウルに取り付けてスピード感ある映像
サイドカウルに取り付ければ視点は地面に近いところから狙うことになるので、スピード感のある映像を撮影することができます。
ただし横転した時にはGoProもダメージを受けやすい箇所になります。
フロントノーズに取り付けて広々とした景色を
バイクの前面部であるフロントノーズは前方の景色以外は写り込まないため、広々とした風景を捉えるのにはぴったりです。
ただ、バイクで撮影しているというのがわかりづらいため見方によっては単調な絵面になってしまうかもしれません。
ガソリンタンクに取り付けて臨場感ある映像
ガソリンタンクに取り付ければバイクのハンドル、メーター類、全面の景色などバイクの操作も含めて臨場感ある光景を撮影することができます。
メーターの状況や運転の様子などを含めて撮影したい場合にぴったりの装着場所です。
ただし景色の割合は減ります。
リアシートに取り付けて後方の映像を
リアシートに取り付ければバイク後方の景色を撮影することができます。
これも障害物がなくいい映像が撮影できるのですが、後方からきたバイクや車が嫌がる可能性はあります。
またリアシートに取り付けて後方ではなく前方を取るとライダーの背中から前方の景色が取れるので臨場感が伝わってきます。
ただこの撮影方法も景色の映る割合は減ります。
その他マウント
GoProを使ったバイク撮影では、ヘルメットマウントやバイクマウントが定番ですが、他にも様々なマウントを活用することで、より多様なアングルからの映像を撮影できます。
チェストマウント
チェストマウントは、GoProを胸部に装着するマウントです。
ライダーの両手とハンドル操作を含めた臨場感のある映像を撮影できます。 バイクの振動やライダーの体の動きが伝わりやすく、よりリアルな映像になります。
GoPro公式の「Chesty(チェスティー)」が代表的です。
アームマウント
アームマウントは、GoProを腕や肘などに装着するマウントです。
ライダーの腕の動きに合わせてGoProの角度を調整できます。
GoPro公式の「Elbow + Knee Mount(エルボー+ニーマウント)」や、サードパーティ製のアームマウントがあります。
バイクのマウントは奥が深い

GoProのバイクマウントは種類が豊富で、あれもこれもと買い揃えるのは大変ですよね。
特に、使用頻度が少ない場合は、購入費用がもったいないと感じることもあるでしょう。
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※この記事は2018年10月に公開、2025年2月に改訂されたものです。